SOLA TODAY Vol.144
アイデアというのは特別なものではありません。あっ、と感じて直感したアイデアというものは、実は大勢の人が考えているものだと思います。
でも決定的にちがうのは、それをやるかやらないかです。アイデアを行動に移した素晴らしい例があります。
土地勘がないので実感はありませんが、立川市というのは東京駅からJR中央線で40分くらいの街だそうです。東京都の西部に位置するこの自治体には、大きな商業施設等があります。
ところが悩みのタネになるのが人口流出です。特に若い世代が都心部へ移転することが多く、どうにかして若者を引き留めたい、あるいは住んで欲しいとアイデアを練りました。様々な案が出たのですが、実行に移したのがこの婚姻届です。
婚姻届というのはペラペラの紙切れですから、どこの役所に行っても無料でもらえます。ところがこの立川市の婚姻届は千円もするのです! もちろん従来の無料の用紙も置かれていますけれどね。
記事の写真を見ると、千円で販売する理由がよくわかります。新婚カップルの写真が飾れて、婚姻届を提出した日付が書かれた結婚証明書になっています。デザインもかなりオシャレです。婚姻届は住所に関わらず、どこの役所でも提出することができるのはご存知だと思います。
でもこのオシャレな婚姻届は立川市の役所に行かないと買うことができません。千円というのは高いように思いますが、これでもギリギリの値段とのこと。役所ですから利益を上げることが目的ではなく、一人でも多くの人に立川市を知ってもらい、できれば若い世代に移住して欲しいという気持ちで始めた事業です。
その思惑が当たり、全国からこの婚姻届を求める人が集まってきました。去年の5月に300部を用意しましたが、50日で完売。その後増刷して、半年後の昨年末で700部を超えるほど売れています。年間の婚姻届の提出がこれまで約千件だった立川市ですから、かなり多い数だと言えます。
その半年間の統計をとってみると、市外に在住する人が44%でした。はるばる北海道から買いに来た方もあるそうです。その44%の人に移住してもらえるわけではありませんが、少なくとも立川市を知ってもらうという計画は大成功だと言えます。
今年になってさらにヴァージョアップした婚姻届を作成されています。そしてこれからは本格的に人口流出を防ぐアイデアを実行に移す計画だ、と記事には書かれています。
何がすごいって、立川市の素晴らしさはアイデアを行動に移したことです。普通は婚姻届を有料で販売するという案が出ても、却下されるでしょう。そこを踏み切れた立川市は、それほど本気で若い世代の引き留めを考えているということです。
おそらく真似をする自治体が出てくるでしょうから、すぐに新鮮味がなくなると思います。でも先陣を切ったという成功体験が何より大切だと思います。誰もが考えることを行動に移せる組織だけが、パイオニアとして認知されるのですからね。
これは個人でも言えることです。アイデアがふと浮かんでも、たいていの人はそのまま放置しています。やろうと思っても、前例がない、失敗するかもと思い、最初の一歩を踏み出すことができません。
そういう人が多いからこそ、やったもの勝ちなのだと思います。失敗したっていいから、思いついたことをどんどん実行していく。他人とちがう何かを達成できる人というのは、その実行力があるかどうかです。この記事を読んで、改めてそう感じました。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
先生、お答えてしてもらってありがとうございますm(__)m
ネオさん、コメントありがとうございます♪
わたしの本を読んでいただいているとしたらご存知だと思いますが、体外離脱は睡眠と覚醒の境界線を経験する必要があります。
ですから夕方でもその状態に持っていけるのであれば、体外離脱は経験できると思います。
でも通常の場合、眠ることさえ難しい時間帯ですよね?
午前中から昼過ぎにかけてぐっすり眠り、夕方にレム睡眠を経験できるようなら体験できるでしょう。わたしはやろうとは思いませんが。
過去生の友人や恋人を会うことは可能だと思います。でも会ったとしてその人が本当に過去生の友人や恋人だとわかりますか?
自分にそのことを判断できる過去生の記憶がないのなら、もし会ってもまったく意味がないと思います。
そもそも過去生の友人や恋人と会いたい、という気持ちがわたしにはまったくわかりません。
会うことで何か今の人生に意味があると、わたしは考えません。
むしろ、今の人生から逃避するだけになるのではないでしょうか?
わたしなら過去生の友人や恋人と会っている時間があるのなら、今の世界の友人や家族たちを大切にしたいです。
何か人生に問題を抱えているのなら、過去ではなく『今』の人間関係に向き合うべきです。
過去生なんて単なる記憶ですから、『今』の自分にたいした意味を持ちません。
精一杯、『今』の人生を生きることのほうが、わたしは価値があると思います。
高羽そら先生こんにちは、先生にお尋ねしたいことがあります。
夢体脱は夕方ごろでもできるのでしょうか?
あと別の本に離脱中に念じれば過去生での友人や恋人とあえると書いてあったのですが先生は体験したことありますか?