SOLA TODAY Vol.145
最近便秘ぎみになることがあり、つい目に留まった記事がありますwww
この記事は現役の看護師さんが書かれた記事です。女性は便秘で悩んでいる方が多いらしいですが、男性でもかなりおられるようです。
たかが便秘、されど便秘。
男性の場合、便秘くらいで医者に行くのもどうかと思いますよね? ちょっと気恥ずかしい気持ちもあります。ですからそのうち治るだろう、と放置しておく人がほとんだと思います。
ところがこの看護師さんは消化器内科におられたので、いろいろな経験をされています。30代の男性ですが、便秘の症状を感じていたのに長期間放置していたそうです。ある日急な腹痛に襲われ、救急車で病院に運ばれました。そして便秘で手術まで受けることになりました!
便秘で手術??? 不思議に思いますよね。
この男性は放置していた期間が長かったせいか、腸に穴が開き、便がお腹のなかに漏れている状態だったのです。めちゃ怖い! その結果、人工肛門を設置しなければいけませんでした。
この記事の著者である看護師さんはこう述べられています。
『この方は、「こんな体になるなんて誰も教えてくれなかった。もっと早く病院に来て入れば良かった。」と何度も私に言ってきたのを覚えています。便秘がきっかけでここまでなるケースがあるのです』
ところでこの記事の主旨は、便秘の危険を訴えることではありませんw
ネットを検索すれば、様々な医療情報を目にすることができます。でもネットで広がる医療情報は、現場の知識とズレていることを感じることが多い、と著書は書かれています。医療従事者であれば、病院に行くべきかどうかという判断ができます。
この看護師さんがこの記事で言いたいことは、「病院に行く前に、気軽に看護師に相談できる場所」を作るべきだということです。病院に行くというのはハードルが高いものです。面倒だったり、勇気が必要だったりします。
でもネット上でそのような場を設けることで、医療従事者としてアドバイスができるだろうということです。素晴らしい思いつきだと思います。ぜひ実現して欲しいと心から願います。
先日のブログで書きましたが、女医さんの方が長生きできるという記事がありました。でもわずか2割しかいない女医さんよりも、大勢いる看護師さんの方が相談しやすいように思います。
実際に患者さんに接することが多い職業ですし、実務的には医師より経験がある方もおられると思います。もちろん医師法違反になってはいけないので、診療行為はできないと思います。でも少なくとも、病院に行くべきかどうかという大切なことは相談できるはずです。
そういえば、複数の小児科の医師がチームを組み、子供の急病についてネットや電話で相談を受けるシステムがあったのを思い出しました。これも医師法のつまらない壁があって、電話やネット等では診療行為ができないそうです。たとえ医師であってもです。
でもすぐに病院に行くべきかどうかは教えてもらえることができます。この看護師さんが考えておられるシステムも、同じようなものではないでしょうか。わたしのような病院嫌いの人間には是非とも利用したいシステムです。せっかくのネット社会ですから、このような動きが広がるといいですね。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
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