SOLA TODAY Vol.147
深夜にお腹がすいてたまらなくなったら、どうしますか?
以前ならファミレスが24時間営業をしていましたが、ロイヤルホストは昨年に1店舗を残して深夜営業を廃止しました。さらにその店舗も、今月中には深夜営業をやめてしまいます。
それは他のファミレスでも同様で、24時間営業や深夜営業を取りやめつつあります。一般的に言われている理由は、深刻な人手不足です。ブラック労働に対する風当たりも強いですから、シフトを組むことが難しくなっているからでしょう。
でもそれだけが理由ではないようです。
なるほど、と納得した記事です。24時間営業を廃止しつつあるのは働き手の問題だけでなく、単純に客が入らないからです。営業していても採算が取れないということですね。
その理由は携帯やスマホというモバイル端末とのこと。携帯が普及する前のファミレスは、若い世代が集まって情報をやり取りする場所でもありました。貴重なコミュニケーションの場を提供してきたのです。
当然ながら深夜まで話し込んでいれば、お腹がすきます。だったら食べ物を注文できるファミレスはベストな環境です。でも携帯が普及したことによって、コミュニケーションの場を提供していたファミレスの付加価値が、ほとんど意味を持たなくなりました。
深夜の利用客は減少する一方でしたが、24時間食事を提供するという社会的責任から、ファミレスは営業を続けていただけのようです。とてもわかりやすい理由ですね。
そういえば今から30年くらい前の、わたしが20代前半のころのことです。京都山科の国道1号線沿いにロイヤルホストがありました。そのファミレスは、わたしと友人の集会場所だったのです。
当時は午前3時くらいで閉店だったと記憶しています。それでも時間ギリギリまで話し込んでいました。携帯なんてありませんから、約束は自宅からの固定電話のみです。
日付が変わればお腹がすきます。ですから軽食を注文して、2〜3人でシェアします。ドリンクバーのない時代ですが、コーヒーのおかわりは自由でした。ですから誰か一人がコーヒーを注文して、それを回し飲みするのです。
店員さんもそのことを知っていましたが、直接に苦情を言われたことはありません。バックヤードでは愚痴を言われていたかもしれませんが、まだおおらかな時代だったのでしょう。
でも今ならLINEで連絡すれば、すぐにコミュニケーションが取れます。ちょっとした相談ごとがあっても、やり取りできますものね。わざわざ深夜のファミレスに出向いていく必要がなくなりました。深夜に遊ぶなら、もっと別の場所に行くでしょう。
ではファミレスの24時間営業がなくなってくると、深夜に空腹になったらどうするか?
残る選択肢は牛丼チェーンかコンビニです。これらは元々がコミュニケーションの場ではありませんから、食事等を目的にした人が利用するはずです。一時はワンオペ問題で深夜営業が減った牛丼店も、最近は復活しているそうです。
でも労働力不足という問題が存在していることに、変わりはありません。それらの営業形態が、いつどうなるかは予測できないという現状です。
まぁ結論から言えば、深夜にものを食べるな、ということでしょうね〜〜www
肥満防止等、健康のことを考えるのならば、お腹が減ったらさっさと寝るのが一番。深夜に空腹でも満腹でも、朝になったらたいして変わりませんから。むしろ深夜に食べ過ぎたら、胃もたれで次の日のスタートをしくじるかもですw
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
コメント (0件)
現在、この記事へのトラックバックは受け付けていません。
コメントする