口直しにはいいかも
昨日の雨が行き過ぎると、やはりやってきた冬将軍。六甲山からは夜の眠りを妨げるほどの強い季節風が、昨晩から今日にかけて、ゴウゴウと唸り声をあげてマンションを冷却中。
やっぱり今日は寒いなぁ、と思って外を見てびっくり。
そりゃ寒いはずやわ。積もるほどの雪じゃないけれど、こんな雪が降ったり止んだりなので、明日の朝は凍結がちょっと心配かも。なんせ神戸は坂の街だからね〜。
コタツに足を放り込んで仕事をしたいところだけれど、じっと座っていると痛めた腰が辛い。だから台所のカウンターにパソコンを置いて、ブログや小説は立ったままで執筆。さすがに身体が冷えるので、午後から気分転換を兼ねてコタツに潜りながら録画していた映画を観た。
『ミッシングID』(原題: Abduction)という2011年のアメリカ映画。
未見だったけれど、ストーリーが気になったので、録画しておいた作品。
結論からいえば、『ボーン・アイデンティティー』の二番煎じ的な作品かな。でもここのところ古いマフィア映画等を中心に観ていたので、ちょっとした口直しにはいい作品だった。なかなかよくできた映画だと思う。
主人公のネイサンは普通の高校生。ところが父親から格闘技を仕込まれていて、レスリング部にも所属している。とにかく父とのトレーニングは異常で、まるで戦闘訓練をしている兵士と変わらない。つまりそこがネタフリのシーンということ。
ある出来事で両親の実の子でないことを知るネイサン。それを調査しようとしたとたん、自宅に殺し屋がやってくる。義父母は果敢に戦うが、結果的に殺害されてしまい、ネイサンは逃亡する。
実を言うと、ネイサンはあるCIA工作員の息子で、義父母はCIAの職員だったという設定。なぜ自分は実の両親から離されて保護されていたのか? 殺し屋たちはなぜ自分を探していたのか? そして実の父親は誰なのか?
そんな謎を探しながら進んでいく、アクション・サスペンス映画。アクションシーン等は迫力があったし、シガニー・ウィーバーという存在感のある名優も出演しているので、楽しめる作品だった。
強いて苦言を呈するなら、最初の高校生活がダラダラと間延びした印象が強かった。アクション映画はまちがいで、もしかしたら高校生のラブストーリーかと思ってしまったからw
ネイサンを演じたテイラー・ロートナーは、彼がブレイクした『トワイライト』の雰囲気とまたちがって、なかなか好演技だったと思う。身体も鍛えているせいか、スピード感のあるアクションがすごく良かった。
驚いたのが恋人役をしていたリリー・コリンズという女優さんが、あのミュージシャンのフィル・コリンズの娘だったこと。そういえば、どことなく顔が似ているかもw
そしてずっと気になっていた俳優さんは、義理の父親役をしていたジェイソン・アイザッックス。どの映画で観たのか、ずっと考えていたけれど思い出せない。諦めて調べてみると、あぁ、なるほど!
なんとハリーポッターシリーズで、ドラコの父親であるルシウス・マルフォイを演じていた俳優さんだった!
ハリーの映画では、長髪の金髪だったから、すぐに気がつかなかった。ハリーポッターの映画は、特殊メイクをしている俳優さんが多いので、名前を知ってびっくりすることがある。
例えば占いの教師をしていたトレローニという役は、あのイギリスの名優であるエマ・トンプソンだと知った時はマジで驚いた。あのメイクはさすがにわからなかったなぁ。
とにかく気楽に観るには楽しめる映画だと思う。でもシリーズ化するほどの作品ではないね。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
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