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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.177

今、『にじいろジーン』という番組を見ながらこのブログを書いている。数年前からの土曜日の朝の習慣で、毎週この番組を楽しみにしている。

 

ところが昨年はレギュラーだったベッキーさんの問題があり、今年は清水富美加さんの出家騒ぎとなっている。先週は病欠ということだっだけれど、今週はそういかないだろう。

 

番組の冒頭を見ていると、関テレの男性アナウンサーが番組の降板についてふれ、司会のぐっさんも共演者として困惑していることを述べていた。何もなかったようにするよりは、少しでも彼女についてふれたのはよかったと思う。

 

清水富美加さんについては、いい雰囲気のタレントさんだったので、とても気に入っていた。信仰の自由は法律として認められていることだから、出家することを非難する気持ちもない。

 

また事務所での給料が少なかったとか、嫌な仕事を押し付けられたということも関心がない。事実はどうであれ、タレントさんを売り込んでいくことにおいて、様々な事情があるのは当然だから。双方の意向がかみ合わなくなれば、トラブルになるのはよくあること。

 

ボクが以前に勤めていた京都の祇園の花街でも、置屋と舞子さんのトラブルがたまに発生する。その図式はタレントさんの場合と基本的に同じなので、ボクはどちらの立場もそれなりに理解しているつもり。

 

ただひとつだけ、気になるニュースがあった。

 

清水富美加 告白本で「洗脳上等だよ」 好きな人の存在と喫煙習慣も明かす

 

これはあかんやろう。はっきり言って反則行為。

 

告白本を非難しているのではない。この時期に本を出版したということ。

 

ボク自身が本を出しているし、印刷会社で働いていた経験から言えば、紙の本を店頭に並べるにはそれなりに時間がかかる。原稿を書いてゲラをチェックして、製版、印刷、製本まで含めると、どれだけ急いでも一定の時間が必要になる。

 

逆算すると、今の時期に出版したということは、原稿は昨年末にはおおよそ完成していたはず。清水富美加さんにインタビューしたものを本にしたということだから、昨年中にはこの本の出版が決まっていたということ。つまり出家することもね。

 

ボクが反則行為だと思ったのは、幸福の科学に対して。新興宗教団体のこのような利己的な感覚に虫唾が走る。

 

周到に計画して、出家騒ぎを起こすことで炎上させるのを意図しているとしか思えない。これだけ話題になれば本は売れるだろうし、教団の宣伝効果も計り知れない。

 

一般企業でも使う手口だけれど、宗教組織がこれをやると意味合いがちがってくる。宗教というものの本質を逸脱していると思う。人を救うという大義名分を唱えつつ、新しい信者の獲得と、既存の信者の囲い込みしか頭にないことが見えてしまう。それも善意の恐怖を利用した、意図的な圧力を感じる。

 

清水富美加さん本人は、洗脳されたとは思っていないだろう。本でもそう述べているから、そうなのだと思う。だけども、後に引けない状況に彼女を追い込んだことは確か。彼女のこれからの人生において、新しい価値観に対して心を開く可能性を閉ざしてしまう。

 

つまりそれを、『洗脳』という。教団のやり方は狡猾だ。

 

以前のこのコーナーでも書いたけれど、ボクが宗教組織を嫌いなのはこうした部分。人の価値観を限定させることについて、正しいことだと信じて疑わない。信仰の自由を唱えながら、他の可能性を強圧的に否定する。

 

ここまで成長した宗教組織の教祖は、特に何もしなくていい。耳障りのいい言葉を発していればいいだけ。教祖の意図をくんだ狂信者たちが勝手に動いてくれるから。そして土日になると集団で街に出て、新しい信者の獲得に奔走する。マジでウンザリするわ。

 

それにしても『にじいろジーン』は気の毒な番組だよね〜!

 

decoration/dcr_emoji_238.gif『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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