人間とロボットの違いとは?
3月になって、ボクの頭のエンジンは快調に動いている。『静』と『動』のバランスがうまくいっているのかも。
昨晩は睡眠をとりつつ、執筆中の小説で今日書く部分を何度もイメージしていた。あまり真剣になりすぎると眠れなくなるけれど、睡眠と覚醒の境界線で得る情報は貴重。やはり静かな環境でないとそれはできないと思う。
そして朝になって布団から出て掃除等の用事をすませると、午前と午後はガンガン音楽を聴きながらイメージした内容を書き続けた。夜とはちがって音楽を聴きながら書くことで、集中力が異常に高まる。変な習性だよね〜w
音楽を聴く時間が増えたことで、新しいアーティストの開拓に時間を割いている。最近気になっていたのが、エド・シーランというイギリスのシンガーソングライター。
まだ26歳だけれど、今月の3日に3枚目のアルバムをリリースしている。最近駅前のショッピングモールで彼の曲がよくかかっている。以前から気になっていたけれど、調べてみると『Shape of You』というエドの曲だった。
ということで早速リリースされたばかりの『÷』というアルバムを聴いている。エド・シーランのアルバムのタイトルは面白くて、デビューアルバムが『+』で2作目が『×』というタイトル。だから3枚目は『÷』なんだよね〜!
そして本もジャンルを問わず次々と読んでいる。昨晩もとても面白い本を読んだ。
『明日、機械がヒトになる』海猫沢めろん 著という本。
海猫沢さんは小説家だけれども、この本は最新科学について7つのインタビューを収録したルポ記事になっている。
この本を書くことになった理由は、著者自身が自分をロボットだと子供時代に思っていたこと。つまり人間とロボットの違いとは何か? ということを著者が問い続けながら、最新の科学者に質問している。
・SR
・3Dプリンタ
・アンドロイド
・AI
・ヒューマンビックデータ
・BMI
・幸福学
という7つの分野で最先端の研究者と対談されている。それぞれの項目についてここで説明していると大変なことになるので、興味のある方はこの本を読んでほしい。きっと驚くことになるはず。ここまで科学が進化していることに、普段から興味を持っているボクでもかなりビックリした。
この本に従って突き詰めて行くと、人間とロボットの違いがわからなくなる。もしかすると、ボクもロボットかもしれない、と思い始めてしまう。
対談のテーマになっているのは、人間はロボットとは違って『心』と『自由意志』があるということ。
ところがロボットにもそれらが『無い』と言えなくなってきている。いやもっと突っ込んだ言い方をすれば、そもそも『心』も『自由意志』も人間に存在しないのではないか、という議論に行き着いてしまう。
『心』がないなんて、『自由意志』が人間にないなんて、信じられない。ほとんどの人はそう言うと思う。でもこの本を最後まで読み進めて最先端の科学者の意見を知ると、否定できなくなっている自分がいる。
ボクもスピリチュアル的な観点から、人間には『自由意志」が存在しないと確信している。ところが科学の分野でも、そのことが明確になりつつあるらしい。人間は自分で自分の運命を決めている、と思い込んでいるだけかもしれない。
あくまでも短い対談を集めた著作なので、ボク個人として結論を出したわけじゃない。だからこの対談に登場する科学者たちの研究内容が書かれた著作を、昨日のうちに図書館のサイトでチェックした。じっくり読んで、自分の頭で考えてみようと思う。
とにかく最先端の科学研究の概要を知ることができるので、雑学の本としてもかなりオススメ。いい刺激になると思うよ〜!
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。