[gtranslate]
高羽そらさんインタビュー

破産しても他人の子供を助けられる?

朝から雲が多く、ときおり強い雨が降っている。そして午後4時ごろ、神戸に暴風・波浪警報が出た。

 

九州や中国地方に強い雨と風をもたらしている低気圧は、今夜から明日にかけて近畿地方を通過するらしい。これで今年の桜は完全に終わりだね。

 

IMG_4168

 

 

でもこの写真の子は大丈夫だと思う。昨日の散歩中に見つけた八重桜だけれど、まだ咲き始めたばかりなので散らずに頑張るだろう。

 

明日の朝には晴れそうなので、とりあえず安心。眠っているあいだに通過してくれたら助かるよね。

 

今日は週に1度の36時間断食の日だけれど、真冬に比べて本当に楽になった。空腹は感じても、それほど辛くはない。36時間なんてあっという間に過ぎてしまう。

 

でも食事をしないとすぐに燃やせる燃料が身体に入ってこないので、とにかく冷える。真冬の断食は空腹よりも、寒さのほうが辛かった。

 

だけどさすがに4月。前回あたりから、寒さに苦しめられることがなくなった。今日だって寒いと思った瞬間は一度もない。だから断食が楽になったなぁ。

 

まぁ寒さを感じない分、空腹に意識が向きやすいけれどね。人間というのは相対的にしか物事を感じることができないから、他に辛いことがなくなれば、別のことに意識が向く。だから明日の朝食が、めちゃめちゃ楽しみだ〜〜!

 

さて、かなり久しぶりの映画を観た。

 

49c229382bb5210143591308

 

 

『天国と地獄』という1963年の日本映画。有名な作品だから説明するまでもないけれど、監督は黒澤明さんで、主演は三船敏郎さん。

 

いわゆるミステリー作品だけれど、事件ものを扱う映画の見本のような作品だと思う。営利目的の誘拐犯を追う物語で、身代金の引き渡しトリックは、こののちの小説で何度も使われ、実際の犯罪でもいくつか模倣犯を生み出している。

 

それほど面白い作品だということ。2時間半ほどあるけれど、時間を感じないくらい夢中になってしまう。そのうえ懐かしい俳優さんの姿や、昭和の東京の街を必死で見ていると、あっという間にエンディングを迎えてしまう。

 

三船敏郎さんが演じるのは、権藤というシューズメーカーの重役。社員の人望はあるけれど、他の重役とは意見が合わない。だから持ち株の比率を下げられて、会社から追い出されそうになる。

 

理想の靴を作り続けたい権藤は、他の株主と交渉することで、自分が経営権を握れる株数の確保にめどを立てる。あとは自分のほぼ全財産にあたる、5千万円を支払うだけだった。

 

ところが息子が誘拐される。身代金は3千万円。息子の命には変えられないと思うが、実際に誘拐されたのは息子の友人である運転手の長男だった。そこで権藤は葛藤する。

 

運転手の息子に身代金を出せば、自分は会社から追い出されて破産してしまう。かといってそれを断れば、運転手の息子は殺されてしまう。冒頭に出てくる権藤の葛藤シーンを見ているだけで、ハラハラドキドキして目が離せない。

 

そして刑事役の仲代達矢さんがかっこいい。映画の後半部分は彼が主役で、犯人を追い詰めていく刑事たちの姿に見とれてしまう。素晴らしいのはツッコミどころがないこと。だから証拠を集めて事件を解決していく過程を、素直に楽しむことができる。

 

圧巻なのは当時は最速の特急列車だった『こだま』の本物を、借り切りで使ったこと。まだ東海道新幹線の開業前だからね。

 

国鉄と交渉することで、線路を使用しないすきま時間で実際に列車を走らせて撮影したらしい。NGを出すと2000万円かかるので、念入りにリハーサルが重ねられ、俳優さんも必死だったとのこと。こりゃ黒澤さんしかできないことかもね。

 

もうひとつこの映画で素敵なのは、犯人役の山崎努さん。まだデビューされて間もないころで、この映画の好演で脚光を浴びた。ボクたち世代のイメージだとオジさんだけれど、この映画のころは本当に青年。かなりヤバい精神状態の犯人を、見事に演じておられた。

 

何度観ても、いい映画は楽しめるね!

 

decoration/dcr_emoji_238.gif『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。

コメント (0件)

現在、この記事へのトラックバックは受け付けていません。

コメントする

Diamondo Blog イチオシ芸能ニュースもっと見る

ピックアップブロガーもっと見る


インタビュー特集もっと見る

 

高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

プロフィール画像

高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

プロフィール詳細 »

読者になる

このブログの更新情報が届きます。

高羽そら|たかはそら(作家、小説家)カレンダー

2017年4月
« 3月   5月 »
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

高羽そら|たかはそら(作家、小説家)アーカイブス

高羽そら|たかはそら(作家、小説家)QRコード

ブログモバイル版

高羽そら|たかはそら(作家、小説家)オフィシャルブログ
http://www.diamondblog.jp
/official/sora_takaha/