最高のアーティスト論
今日も快晴の神戸。そのうえ断食デーなので、時間を仕事以外のことに少しは割ける。そこで朝の掃除が終わってから、予定していたことにとりかかった。
それはサボテンの土の交換。4年前の種から植えたサボテンの土の交換を、年に1度、いつもこの時期にやっている。今年の4月をすぎて5年目に入ったので、土を交換するのは3度目。最初に比べたら慣れたけれど、やっぱりドキドキする。
根がつかずに枯れてしまったらどうしよう。そう思うと、しばらく心配で仕方ない。植物は動物以上に直接的な意思表示をしてくれないからね。こちらが意識して注意してあげないといけない。猫のミューナのように、文句を言ってくれたら少しは助かるんだけれどw
ということで、こんな感じで土の交換が終了。少しでも良質の土にしてあげたくて、今年はAmazonで頑張って探してから購入した。1ヶ月くらいは心配だなぁ。無事に根づいてくれますように。
さて、久しぶりに心に残るスピ系の本を読んだ。この本はかなりオススメ。
『ずっとやりたかったことを、やりなさい2』ジュリア・キャメロン著という本。
『2』ということは、当然ながら続編。1作目についてもこのブログで紹介している。
最初の本は人間はすべてアーティストであることを述べ、それをどうすれば引き出せるかが書かれていた。とても参考になったし、しっかりとその学びを生かしているつもり。
そしてこの続編は、その内容をさらに深めている。アーティストであることだけでなく、どうすればアーティストであり続けられるかが記されている。圧倒的にこの2作目のほうが勉強になる。
小説のような文字を書くことだけでなく、音楽でも絵画でも、何かを作ることに携わっている人は読むべきだろう。そして1作目のときにも書いたけれど、たとえ事務職のような仕事でもアーティストであることは意味がある。だから自分の魂の奥深くに眠るアーティストを目覚めさせたいと思う人には、かなり役立つ本になるはず。
ボクはビンビンと心に響っきぱなしで、寝ているあいだもこの本の内容について夢を見ていたくらいw
だけど中途半端に書いても意味がないので、内容は割愛しておく。きっと必要な人は読むだろう。
著者のジュリアはハリウッドの第一線で活躍している女性で、小説家、詩人、脚本家、映画監督等の仕事をこなしている。20代のころは映画監督して有名なマーティン・スコセッシの妻として、彼を支えていた。離婚しちゃったけれどね。
僕の記憶に残しておくために、この本のエピローグの部分だけを抜粋させてもらう。
エピローグより。
本書を優雅な調子で締めくくりたい。つまり、アートとは神の恩寵を賜る場所だと言いたいのだ。
私たちが創造的存在として生まれるのは偉大なる恩恵である。その創造性にアクセスすることも偉大なる恩恵である。あなたは違った言い方をするかもしれないが、すべてのアーティストは自分の作品を通して偉大なる創造主の手が自分に触れるのを感じる。
アートはスピリチュアルな実践である。私たちはそれを完璧にできないかもしれないし、その必要もない。だが、アートはなくてはならないものだ。創造の行為は私たちをより完全な人間にするといううのが私の信念である。私たちはより完全な人間になることで、より神聖になり、私たちの中の限りない火花に限りある方法で触れる。
アートに集中することで、私たちは全生命のハートにつながる。私たちの中で動いている創造的な衝動はすべての被造物の中でも動いている。
創造性とはこの世界を歩くすべての人々への祈りであり、感謝である。
以上エピローグより抜粋。
ということで、とても素敵な本だった。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。