SOLA TODAY Vol.316
雨の多い梅雨、そしてそのあとにやってくる本格的な夏。自動車を手放したボクとしては、この時期大変なのが日々の買い物。片道40分くらいの道を往復することになるので、今の時期の帰り道はバスに乗っている。それでも荷物が多いと、かなり辛いときがある。
そんなとき、スーパーでとなりの家族の奥さんを見かけることがある。いつも自家用車でさっそうと買い物をされている。実際には口に出すことはないけれど、心の奥そこでは『ついでに乗せてもらえませんか」という気持ちになる。
ところが実際にそんなサービスを始めたスーパーがある。
オーケー、買い物代行を依頼できる「お友達宅配」を試験的に開始 お客同士で依頼と受託ができるシステム
それは関東でスーパーを営業しているオーケーというお店。そのサービスの名は「お友達宅配」というもの。
専用のアプリを使うけれど、利用条件としてはオーケークラブの会員になること。それですぐに利用できる。買い物に行きたいけれど、どうしても出かけられない。そんなとき、例えば同じマンションにこのアプリを使っている友達がいれば、買い物を頼むことができる。
手数料は総金額の10%。つまり1万円の買い物をしたら、その友達は1000円をお駄賃としてゲットできる。なかなかユニークなシステムだよね。
でもボクのように友達がいない人はどうすればいいか? それでも大丈夫。オーケークラブの会員に入っている人なら、誰に頼んでもいい。極端な話、他人の買い物をすることで小遣い稼ぎをする代行業者になることも可能。
トラブルに関しては、買い物の依頼者と代行した人の双方で話し合うこと。スーパー側は紛争に一切関与しない。まぁ、それは当然だよね。
年配の人や、育児で手が離せない人には便利かもしれないね。スーパーも競争が激しい業界なので、このような新しいサービスで差別化していくしかないのだろう。
個人的には便利だと思うけれど、多分利用しないだろうなぁ。特定の個人に自宅を知られて、買った商品を認識されるのはちょっと嫌かも。宅配業者の人じゃないからね。まぁそんな気性だから、友達がいないのだろうけれどw
子供たちを通じてママ友が大勢いる人なら、利用価値があるかもしれない。ただし一度でもトラブルが起きたら、人間関係がズタズタになりそう。大抵は近所の人同士だろうから、気まずくなったからといっても顔を合わすことがある。そう思うと、ちょっと胃が痛くなってくる。
ウーバーにしてもAirbnbにしても、世界的にこうしたマッチングサービスが流行している。誰かと誰かをつなげることで、自社の利益を得ようとするビジネス。これからも、ますますこのようなマッチングサービスが増えてくるだろう。
今の段階では試験導入らしいけれど、利用者の動向が気になるところ。もしうまくいけば、全国的に導入されるかもね。
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