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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.327

神戸港で最初に発見された外来種のヒアリが、全国の港に繁殖範囲を広げている。日本の生態系のバランスを崩すという意味では怖いけれど、それほど強い毒を持つアリでもないらしい。でも報道が過激だから、心配になる人は多いだろう。

 

それに伴って、様々な情報がネットを飛び交っている。例えば日本のアリを殺してはいけない、というようなもの。日本のアリは攻撃性が強く、異種の侵入を感知すると、積極的に殺しにかかってくるらしい。

 

だけどヒアリを恐れて殺虫剤をやたらに使用すると、やっつけてくれるはずの日本のアリも殺してしまう。だからアリを見たからといって、殺そうとするなという専門家の意見だった。そんな情報がいくつも流れている。

 

なかでもボクが驚いたのは、日本の生物が海外へ侵略の手を伸ばしている例があるということ。

 

侵略的外来種「ヒアリ」より恐ろしいのは「ワカメ」?

 

なんとそれは、タイトルにあるようにワカメだった。

 

ヒアリは「世界の侵略的外来種ワースト100」に名を連ねているが、そのなかに日本のワカメも登場している。最初ネットでこの事実を知ったとき、マジで驚いた。なんでワカメなの? 食べたらええやん、と思わず笑ってしまった。

 

ワカメは日本、韓国、北朝鮮の近海が原産地なのに、アメリカ、フランス、イタリア、オーストラリア、ニュージーランド、黒海、地中海など世界中で繁殖が確認されている。

 

どのような実害があるかといえば、牡蠣、ホタテ、ムール貝などの養殖貝の成長を阻害したり、漁業用の機械が詰まったりするという重大な被害を及ぼしているらしい。かなり悪役のイメージ。

 

海藻を食べる習慣のない国にとっては、邪魔でしかない存在なのだろう。ワカメが世界中に拡散したのは、タンカーのバラスト水というものが理由とのこと。バラスト水というのは、空になったタンカーを安定させるため、船に入れる重しがわりの海水のこと。

 

そのバラスト水に含まれたワカメの胞子が、世界中にばらまかれてしまった。やはり外来種の侵入口は、港ということだよね。ワカメは繁殖力が強いらしい。海水が20度以下で波がなければ、どんどん繁殖する。

 

天敵はウニだけれど、ウニは繁殖力が弱い。だから一緒に海外へ運ばれたとしても、繁殖力の強いワカメは天敵なしで成長を続ける。そして外国の人は食用にしないものだから、好き放題に世界の港を侵略することができる。

 

ワカメに目鼻をつけて擬人化したら、まるでエイリアンだよね。海外の人に言わせたら、ヒアリの被害よりよっぽどワカメのほうがヤバイらしい。さすがにワースト100にランクインしているだけのことはある。

 

日本人も、もっとワカメを見習うべきかもしれない。日本発のイノベーションを海外へ輸出して、世界を席巻するような勢いが欲しい。ワカメのような環境に対する適応力と、どんなすきまでも侵入するような図々しさを、日本人はもっとワカメを食べて身につけるべきかもね〜w

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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