暑気払いにもってこいだよ!
今日も暑い。だけど昨日に比べたらマシかなぁ。
今朝の午前4時半ころ、とんでもない量の雨が降った。毎年ほとんど夕立のない神戸だけれど、あんな早朝のゲリラ豪雨は珍しい。スマートフォンのアプリの気象警告は「強い雨」ではなく、「猛烈な雨」と表示されていた。
とにかく耳をふさぎたくなるほどの雨の音だった。さらに稲妻と雷が雨に加わるので、とても寝てられやしない。でもそのあとの空気が冷たくて気持ちいい。ミューナは雷を怖がらない猫なので、妻と一緒に窓の外の稲妻を鑑賞していた。
普段は27度近い熱帯夜なのだけれど、今朝の最低気温は25.3度でギリギリ熱帯夜という感じ。最高気温も31.6度だったので、これまたギリギリで真夏日という、ちょっぴり過ごしやすい気温だった。これこそが雨の恩恵だろうね。
今日は比較的過ごしやすかったけれど、最初に書いたとおり暑いのはたしか。こんな蒸し暑いときは、重いテーマの映画を観る気力が萎える。ここのところそんな映画を観ていたから、なおさら気楽に観られる映画を楽しみたかった。そこで選んだのは、
『スター・トレック イントゥ・ダークネス』という2013年のアメリカ映画。テレビシリーズの『スター・トレック』で主役だったカークとスポックの若いころを映画にしたもので、僕の大好きなシリーズ。全部で3作あり、これはその2作目。
映画館で観て以来だったので、久しぶりの鑑賞だった。でも印象的な映画だったので、ボクとしては珍しくほとんどストーリーを覚えていた。
この映画の見どころは、やっぱり悪役のカーンを演じたベネディクト・カンバーバッチの演技。いい役はもちろん、悪役をやらしたら右に出る人がいないよね。『イミテーション・ゲーム』の彼もいいけれど、この映画の彼はめちゃかっこいい。
ラストでこのカーンを、ザカリー・クイントが演じるエポックが追いつめるシーンがある。カーンは特殊能力を持っている設定だけれど、エポックはそうではない。だけどザカリーを見ていると『HEROES』というドラマのサイラーという超能力者役を思い出す。だからカーンとサイラーという、超能力者同士の戦いのように見えて、めちゃ興奮してしまった。
もちろんカークを演じているクリス・パインは大好きだし、『ミッション・インポッッシブル』ではベンジーという役で印象の強い、サイモン・ベグが演じるスコッティも大好き。ウフーラやドクターのレギュラー陣も息が合っていて、本当に楽しい作品。
だけど残念なのは、チェコフ役を演じていたアントン・イェルテンが、先月に亡くなったのをニュースで見てびっくりした。まだ27歳だよ。ロシア訛りの英語がとても良くて、僕の大好きなキャラだった。事故らしいけれど、本当に残念。
昨年公開された『スター・トレック ビヨンド』には出演しているみたい。最新作はまだ観ていないので、近いうちに鑑賞したい。でもチェコフを見ると、ちょっぴり悲しくなるかもしれないけれど。
とにかくストーリーもよくできているし、CGも最高。暑気払いにはもってこいの映画だよね!
さすがJ.Jエイブラムス監督。この『スター・トレック』シリーズだけでなく、『ミッション・インポッッシブル』の制作や、『スター・ウォーズ』新シリーズの監督をしているだけのことはある。娯楽映画を楽しみたい人は、彼の名前を見つけたらまず太鼓判だと思ってまちがいないだろう。
個人的には彼が脚本家として名を連ねている、ハリソン・フォードとアネット・ベニングが出演した『心の旅』という映画が大好き。久しぶりに観たくなった。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。