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高羽そらさんインタビュー

創作の神様っているかも

天気予報の曇りは見事に外れ、今日はかんかん照り。外を歩いていると、ひなたは身体が溶けそうな暑さだった。湿度が高いので不快指数が高い。

 

それでも家に戻ると、かなり快適に過ごせている。ときおり吹く風に癒されるなぁ。だから暑さに負けることなく、午後からまだ見ていなかった先週分の『おんな城主 直虎』見ることができた。

 

いよいよ面白くなってきた。特に今回は小野政次を演じている高橋一生さんの名場面ばかり。史実的にも政次は裏切り者でないという説が有力なので、今回の放送を見ると泣けてくる。柴咲コウさんとの掛け合いがすごく良かったなぁ。

 

大河ドラマを見るといつも思うことがある。ボクたちは史実を知っているから、戦国時代の武将の行く末がわかる。今の大河ドラマを例にすると、今川か徳川のどちらにつくかという選択肢を突きつけられたら、ボクたちなら迷うことなく徳川と答えるだろう。

 

だけどその時代の人たちは、当たり前だけれど結果を知らない。だから悩む。それは自分の人生だけじゃなく、一族郎党の運命も左右するから。だからいざとなったら裏切りが出るのも当然だろう。

 

これがドラマとして成立するのは、登場人物が未来を知らないという前提があるから。だから面白いし、ハラハラドキドキする。

 

物語を作るという観点でも同じことが言える。実は先がわかっている物語なんて、書いていても面白くない。ボクの場合新しい小説を書く場合、ある程度の構想しか決めない。テーマ的なものと、時代背景と、ラストシーン的なものが決まっている程度。

 

その途中はまったくのブラックボックス。だから書いていて不安になるし、途中の展開が読めない。逆に言えば自分でもどうなるかわからないから、毎日楽しんで書けるということでもある。

 

でも不思議なもので、創作の神様っていると思う。これは小説に限らず、音楽、絵画、映画等でも同じだと思う。ミューズのような存在だね。

 

そしてその存在は、誰にでも力を貸してくれる。何かを創造しようと志す人に、ほほえまないミューズはいない。

 

だけどその力を受け取るには、決定的な条件がある。

 

それは「行動にする」ということ。イメージしたり、妄想したりしているだけじゃだめ。実際にキーボードを叩いたり、絵筆をとったり、楽器を手にしないとミューズはふり向かない。これは絶対的な条件だと確信している。

 

たった1000文字でもいいから、毎日書くことで次のイメージがやってくる。今日書いたシーンの続きは、そこまで書くことでしか知ることはできない。ボクの場合なら、夕方まで書き終えた続きは、大抵はその日の入浴中に降りてくる。お風呂掃除中がベストかな。そしてそれを翌日に書くと、その続きがまたやってくる。その繰り返し。

 

創作の神様は、どんなものでもいいから創作しないとほほえんでくれない。練習してから、もっと上手くなってからなんて言い訳して手をつけないと、いつまでも無視されるだけ。なんでもいいから何かを完成させようとすることで、ミューズはパワーを貸してくれる。

 

画家の横尾忠則さんがTwitterで書かれていたけれど、描く内容が決まっていなくても画材をどんどん注文されるとのこと。そうすれば毎日描かざるを得なくなる。そうして自分を追い詰めることで、描くべき内容がひらめいてくるとおっしゃっていた。

 

横尾さんのような天才だって、そうして日々書くことを続けている。ボクの大好きなスターダスト・レビューの根本要さんも、ステージが終わってホテルに戻っても、まだギターを練習されている。それで爪が剥がれてしまうなんて、すごすぎる。プロのミュージシャンがそこまでやっているということは、プロになりたい人はどれだけの努力が必要なのか想像できるだろう。

 

さて、明日も創作の神様に会えるように、今日も動き続けよう。

 

decoration/dcr_emoji_238.gif『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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