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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.349

今朝の市川海老蔵さんのブログを読んでいると、今日は先日亡くなった小林麻央さんの四十九日とのこと。だけど海老蔵さんのおうちは神道なので、明日の50日祭というのが仏教の四十九日にあたるらしい。

 

キリスト教やイスラム教にも同じ風習があるのか知らないが、親しい人が亡くなったという現実を、残された人間が受け入れるためのものだろう。そうして故人に対する執着を解き放つことで、前に進んでいくためのものだと思う。

 

まぁ、原理主義者的な人なら、本当に死者の魂は四十九日はこちらの世界にいると言い張るだろうけれどねwww

 

ボクが死者なら、とっととこの世界を離れていると思う。四十九日を計算するだけで面倒だし、死んだらカレンダーなんて気にならないもの。

 

ともかく四十九日というものが日本に根強く残っているのは事実。その期間をどのように過ごすかについて、新しい提案がなされている。かなり画期的なものだ。

 

さて、あなたならこのシステムを利用するだろうか?

 

弔いだってデジタル化 四十九日まではロボットで一緒に

 

それは「デジタルシャーマン」と呼ばれているもので、基本となるのはヒト型ロボットのpepper。あのロボットの顔をすげ替える。

 

亡くなった人の顔を3Dスキャンして、3Dプリンターで取り付ける。記事に写真が出ているけれど、かなりキモい。

 

そして故人が生きているうちに、その声や仕草、話し方までロボットのAIに学習させておく。そうして亡くなったあとも、故人の分身のようなロボットと一緒に過ごし、やがて四十九日を迎えることになる。

 

するとどうなるか?

 

「チーン」という鐘の音が鳴る。その鐘の音は今日が「最後の日」だと告げている。そして分身ロボットはその人の声と話し方で、こんなことを言う。

 

「もう49日がたって、僕そろそろ逝かないといけないんですが、僕もこれくらい一緒にいられたら死んだ自分に納得できるので、みなさんも元気で、楽しくやってください。向こうで待っていますんで」

 

話し終えると、まるで電源が切れたかのようにペッパーの頭がガクッとうなだれる。

 

さて、あなたならどうする?

 

ボクは絶対にヤダ!!!!

 

身近な人が死んだら、写真だって見るのが辛い。先代の猫が亡くなったときも、彼女の痕跡を見るだけで涙がとまらなかった。ましてや動画なんて見たら、発狂しそうになる。それなのに同じ顔で同じ声のロボットなんて……。

 

このシステムを考案した人は、本当に親しい人を亡くした経験があるのだろうか? だとしたら、ボクにはその人の頭の構造が理解できない。

 

一度でも辛い別れなのに、なぜ二度も経験したいと思うのだろう? それで納得できるんだろうか? ボクには理解不能。

 

「死」というものは悲嘆すべきことでないのは理解している。むしろ黒澤明監督の『夢』という映画のワンシーンのように、お祭り騒ぎで送り出してあげるべきものなのだろう。

 

だけど理屈ではわかっていても、亡くなった人と二度と触れ合いないという悲しさは尋常ではない。どうにかしてその悲しみと折り合いをつけようと必死になっているときに、同じ顔と声のロボットがうろついているなんて耐えられない。そしてまだ二度目の別れを経験しなくてはいけないなんて。

 

でも驚いたことに、この記事についての感想を読むと、賛同している人がかなりいる。ボクには理解できないけれど、ロボットを使うことで癒される人もいるんだね。人それぞれだと思うけれど、ボクはお金をもらってもこんなロボットを利用するのはパスだなぁ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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