SOLA TODAY Vol.369
自家用車を手放して5年が過ぎた。大雨が降っている日や、猛暑日のときなんかは車があればいいなと思うことはある。でもせいぜいその程度。
それ以外のほとんどの日は、車のない生活を不自由だと思ったことがない。神戸市というのは交通網が整備されている。大阪に出るのに鉄道は3本あるし、路線バスも充実している。
さらにスーパーが買い物した商品を自宅まで配達してくれるサービスをやってくれているので、重いものを買ったときはありがたく利用している。
そしてときに応じてタクシーをうまく利用することで、想定外の外出にも対応できる。ただどうしてもタクシーは最低料金のハードルが高いので、ついつい最後の選択になってしまう。
でも近い将来、もっとタクシーを有効理由できるようになるかもしれない。
短い記事なので、そのまま抜粋してみよう。
『国土交通省は、定額で何度でもタクシーに乗ることができるサービスの実証実験を2018年度に行う方針を決めた。鉄道やバスの定期券をイメージしており、対象者やエリア、時間帯を限定して導入する。高齢者の通院・買い物や子どもの通学などでの利用を見込む。19年度以降の制度化に向け、18年度予算概算要求に関連事業費を盛り込んだ。
実証実験の詳細は今後詰めるが、タクシー事業者の希望を聴いた上で、都市部や地方など幅広い地域で行う』
これはいいねぇ。『定額○○放題』というのは、これからあらゆる分野において実施されていくと思う。すでに音楽や出版分野でも行われているし、他業種でもそうした動きがある。
タクシーの利点はドアトゥドアという部分なので、定額で乗り放題となったら利用者がぐんと増えるだろう。最大の問題は金額だよね。適正な金額で実験を開始すれば、おそらく想定以上の利用率の高さになるはず。
これが実用化されてくると、ますます車が売れなくなるね。車の車体価格、税金、車検等の整備費用、ガソリン、駐車場代等を考えると、定額タクシーが入り込む余地は十分にある。
さらに自動運転が標準化されたならば、シェアという発想が当たり前になってくる。つまり車の絶対数が減ることになるから、自動車は売れない。自動車メーカーにとっては、販売ターゲットの変更を余儀なくされるだろう。
こういう社会実験はどんどんやるべき。もし神戸で実施されたら、金額によっては利用してみたいと思う。
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