1%の人になる方法
今日の雨はないかと思っていたけれど、かなり降った。一時はスマホのアプリで大雨情報が出たほど。
引きもりの日なので問題ないけれど、ちょっと気になったのはマンションのこと。今年の秋で丸9年を迎える我が家のマンションは、ぼちぼち大規模修繕の時期が近づいている。その一環だと思うけれど、今日は屋上緑化されている部分の清掃があった。
ちょうど我が家の頭の上も清掃されることになるので、天気が気になっていた。雨のなかの作業は気の毒だものね。少しは音が聴こえていたので、なんとか無事に作業は終わったらしい。掃除してもらったと思うと、かなり気持ちがいい。
お彼岸になってグッと気温が下がったので、掃除で気持ちがいいついでに我が家を秋仕様に変更。本格的な衣替えじゃないけれど、寝具や服装の一部を、真夏仕様から変更した。明日は秋分の日だから、ちょうどいい節目だったかも。
仕事のほうもエンジン全開。昨晩は眠る前にストーリー展開で悩んでいた部分があったけれど、ぐっすり眠って目が覚めたら解決策が降りてきた。問題提起をすることは大切だけれど、煮詰まったら一度手放すことも必要。考え続けても、堂々巡りしていたら意味がないからね。
不思議なもので、そうした解決策というのは想像していたよりシンプルなことが多い。複雑に考えるから、かえって迷ってしまう。答えがシンプルだということは、すべての物事に当てはまる法則のような気がする。
シンプルな考えを身につけることで、未来の行動について指針を与えてもらえる本を読んだ。
『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』藤原和博 著という本。
何かに秀でるということは、同じことを志している集団から突き抜ける必要がある。著者に言わせればどんな職業であれ、とりあえず1%の人になれば、なんとか食べていけるだろうということ。
つまり100人のなかのトップになればいい。そしてその方法もシンプル。そのための7つの条件が、タイプ別に書かれている。そのすべてのタイプに共通する、最初の3つの条件がある。
・パチンコをするか、しないか。
・ケータイゲームを電車の中で、日常的にするか、しないか。
・本を月1冊以上読むか、読まないか。
パチンコをして、日常的に電車のなかでゲームをして、本を月1冊以上読まない人は、ここでおしまいw
最初の3条件でつまづいていることになるから、ここから見直しましょう、ということ。これはパチンコやゲームを悪者にしているのではなく、時間の使い方に対する心構えを問うている。
幸いボクは、この3条件を軽くクリア。だから残りの4つの条件を読み進むことができた。とにかく、この例で書かれているようにシンプルに説明されている。わかりやすいし、実践しやすい。ただし、根性はいる。
例えば最初の3つの条件をクリアしたあと、1%になるにはシンプルな法則がある。自分のやりたいことを1万時間やり続けるというもの。ミュージシャンになるとしても、画家になるとしても、作家になるとしても、とにかく最低1万時間を続ければ、それなりに技量が身につく。
そしてその時点で1%の人に近づいている。つまり実際にやるのはそれほど難しいということ。例えば1日2時間続けたとしても、約13年はかかる。それだけのやる気があるかどうかで、1%の人になれるかどうか決まってくる。
シンプルでいいよね。やっていることが本当に好きなら、これほど簡単なことはない。毎日夢中に過ごしていたら、1万時間なんてあっという間だよ。そしてこの本の面白いところは、100人に1人が達成できたら、100万人に1人も夢ではないとのこと。
例えばコメディアンとして100人に1人になったとしよう。そして次に美容師で100人に1人となる。するとそれを掛け算することで、1万人に1人という希少性を有することになる。そりゃ美容師のコメディアンというだけで、人気が出そうだものね。
そこにもう1つ100人に1人を追加すれば、100万人に1人という、オリンピックで金メダルを取るほどの希少性を持つことになる。一つの分野で100万人に1人になるのは不可能だとしても、いくつかの分野の100人に1人を組み合わせることで可能となる。
希望するタイプ別の7つの条件が示されているので、気になる人はとても勉強になる本だと思う。いい刺激になったなぁ。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
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