離れた魂を引き寄せるもの。それは音楽。
昨日アップデートしたiPhoneのiOS11は、かなり使い勝手がいい。指紋認証からの立ち上がりは驚くほど早いし、細かい部分でかなり改良されている。今まではアプリを使わないとできなかったQRコードの読み込みも、デフォルトで可能となった。まだの人は、早くアップデートしたほうがいいかも、
そして同じく昨日のブログで書いたけれど、ボクのパソコンのキーボードが復活している。外付けキーボードを1ヶ月近く使ったので慣れたとは思う。だけど、やっぱりどこかでストレスを感じていたんだろうね。
今日は朝からずっとパソコンだけで仕事をしているけれど、これほど快適だとは思わなかった。どうしてもEの文字の反応が鈍いので、スピードが落ちるのは仕方ない。だけど外付けのキーボードを使い、身体を斜めにして仕事をしていることに比べたら天国のよう。
おかげで仕事がはかどる。今書いている新しい小説は、いよいよ終盤。だから入力を気にせず集中できるのはありがたい。この調子で動いてくれたら、予定どおりに進みそう。まだまだこのパソコンには働いてもらわないとね。
さて、昨日はすごい映画を観た。ファンタジーと言っていい作品なんだけれど、ヒューマンドラマとしても優れている。こんな素敵な映画があるのを知らなったなんて、今まで損をしていたような気持ちになった。
『奇跡のシンフォニー』(原題: August Rush)という2007年のアメリカ映画。
11歳のエヴァンという少年が主人公で、『チャーリーとチョコレート工場』に出演していたフレディ・ハイモアという、天才子役が出演している。
エヴァンの父のルイスはロックミュージシャンで、母のライラはジュリアード音楽院を優秀な成績で卒業した有名なチェリスト。二人は運命的な出会いをして、その日に結ばれる。だけどライラの父親は娘を一流のチェリストにするのが夢で、二人の関係を認めない。
ところがライラは妊娠していた。ルイスはそのことを知らない。ライラはなんとしても子供を産もうとするが、父親は反対する。ある日父とケンカしたライラは外に飛び出し、自動車事故にあう。
ライラもお腹の子供も無事だったが、父親はライラに隠して子供は死んだと伝える。そしてエヴァンは施設に預けられる。ルイスは息子のエヴァンのことさえ知らない。
そんなエヴァンは11歳になると、何かに導かれるように施設を抜け出す。彼は両親の血を受け継いでいるようで、音楽の天才だった。モーツァルト以来の神童と言ってもいいほど。そんな彼が望んだのは、大勢の人の前で音楽を演奏することだった。そうすれば、きっと両親に会えると信じていた。
ライラとルイスは、ともに音楽から離れた暮らしをしていた。だけどライラは父が亡くなるとき、自分の息子が生きていることを知る。一方ルイスは、どうしてもライラのことが忘れられない。そこで二人が考えたのは、再び音楽を始めることだった。そうすれば愛する人に会えるような気がしたから。
そんな3人の魂がニューヨークという街に引き寄せられる。そしてそこで奇跡が起きる、という物語。
いや〜、もう最高! 音楽が好きな人なら、涙なしに観られない映画だと思う。現実にはありえないと思うかもしれないけれど、それがファンタジーのいいところだからね。こうなったらリアリティなんてどうでもいい。ボクにとって、いつまでも忘れることのできない作品になった。
素敵なのがエヴァンの両親。ライラ役のケリー・ラッセルは超美人。そしてルイス役のジョナサン・リース=マイヤーズは超イケメン。この二人の恋愛シーンと再会を観ているだけでも感動する。
そして素敵なのが、今は亡きロビン・ウィリアムズ。孤児をかくまって儲けを企む人物を演じているけれど、根っからの悪人でないことがわかる。まさに彼にピッタリの役柄。この映画の質の高さに関して、ロビン・ウィリアムズの好演抜きには語れないはず。
とにかく素晴らしい作品。音楽の魅力をこれほどストレートに伝えている映画はそうないだろう。ライラとルイスの演奏がリンクするシーンなんか、ロックとクラシックの垣根を超越している。音楽を愛する人に、ぜひ観て欲しい映画だと思った。
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