好きなこと、を発見する方法
朝起きたとき、まだ外は曇り空だった。でも外出する時間になると、かなりの量の雨が降ってきた。それでも風が静かなだけマシなので、思い切って買い物に出かけた。
普段は2日に1度の買い物だから、2日分の食料を調達している。だけど次の買い物予定の23日は、どう考えても台風がヤバい。ということで、今日は4日分の食料をせっせと持ち帰ってきた。
傘を片手に持つので、荷物を運ぶのは大変だった。だけどスーパーの宅配サービスを一部利用したので、なんとか買い物ミッションが終了。これで水曜日の午前中まで、ボクは家から一歩も出ないよ〜w
ということで明日からの3日間、自宅にこもってじっくりと仕事に集中できる。自宅で仕事ができるなんて、本当にありがたいと感謝している。サラリーマン時代を25年ほどは経験しているから、決まった時間に決まった場所に行くことの辛さはわかっているつもり。
そのころは休日前の夜が最高に幸せで、日曜日の夜が最悪の気分だった。月曜日がスタートしても、早く週末が来ないかと待ち望んでいる。そんな生活をずっと過ごしてきた。
だけどある日気づいた。ボクの全人生の日数を分母に置いたとすると、最悪な気分の日曜日の夜も、うんざりしている月曜日の朝も、ボクにとっては貴重な1日だということ。そのまま無駄に1日を過ごしていると、いつか分母と分子が同じ数になる日がやってくる。つまり死を迎える日。
こんな生き方は嫌だ、と切実に思った。すべての曜日に対して、対等な感覚で接したい。もちろんいい日があれば、そうでない日もある。だけど何も経験していないのに、曜日をイメージするだけでウンザリするような人生が嫌になってしまった。
そんな気持ちを打開するのは、毎日を楽しくするしかない。休日も楽しむけれど、仕事がある日もワクワクしたい。そのための方法はとてもシンプル。
今の仕事を大好きになるか、大好きなことを仕事にするか。
それができないと、月曜から金曜をウンザリして過ごすことになる。自分が今やっている仕事が好きになれたらいい。でももし後者の人生を選んだ場合、意外と壁にぶつかる人が多い。
よく目にしたり耳するのが、好きなことがわからない、というもの。趣味はあっても、一生続けて行くものを見つけられない、という人が多い。
でも好きなことを発見する方法は、とても簡単。
毎日続けてみればいいだけ。絶対に1日も休まず、1年の365日をそれに費やしてみればいい。たとえ1時間でもいいから必ずやる。そうするとわかることがある。
どんなに楽しいと感じることでも、毎日続けるのはかなり大変だということ。小説を書くにしても、絵を描くにしても、音楽を演奏するにしても、楽しみと同時に面倒なことがつきまとう。それはどんなことにでもあるはず。
だけど本当に好きならば、そんな面倒なことも苦にならない。絶対に続けることができる。ボクが去年の冬至から今年の冬至にかけて、1日も仕事を休まないと決めたのは、そのことを自覚したかったから。あと2ヶ月で、まる365日間仕事を続けたことになる。
といっても憂鬱にならないわけじゃない。仕事というのは、そういうもの。だから書き始めるまで、毎日ダラダラとTwitterを見ていたりする。でも一度スタートしたら、時間を忘れてやることができる。やっぱり文章を書くことが好きだから。
1週間を曜日に関係なく過ごすということは、仕事と遊びの境界線を失くすことだと思う。テレビゲームが好きな人が、誰よりも長時間練習して上手くなったら、それで大金を稼ぐことができる。そこに遊びと仕事の境界線は存在しない。
まだボクもその境地に至る途上にいる。でも10ヶ月間1日も休まず文章を書いてきたのは、やはり大好きだから。
自分のやりたいことが本当に好きなことかどうかを知りたかったら、頭を抱えて悩んでいる時間は無駄なだけ。とにかくやり始めて、それを続けるだけ。とってもシンプルだよね〜!
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。