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高羽そらさんインタビュー

ブレードランナー2049

かなり本降りの雨のなか、久しぶりに遠方へ出かけた。といってもおとなりの西宮市にある西宮ガーデンズというショッピングモール。

 

エントランスを入ると、見事なクリスマスツリーが出迎えてくれた。

 

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西日本でもトップクラスの広さを持つモールなので、ツリーの大きさも半端なくデカイ。久しぶりに飲食店街をのぞくと、かなり店舗が入れ替わっていた。目移りして困ったけれど、結局は以前からあるお店に入った。

 

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仙台名物の牛タンを食べさせてくれるお店。今日はボクも妻も牛タン気分だったので、ここに決定。二度目だけれど、以前と変わらず美味しかった。

 

さて今日のボクの目的は映画。タイトルを見ればわかるよね!

 

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伝説的なSF映画である『ブレードランナー』の続編にあたる『ブレードランナー2049』という作品。どうしても映画館で観たかったので、久しぶりに劇場までやってきた。

 

もちろんネタバレはないのでご安心を。

 

とにかくめちゃくちゃ素晴らしい映画だった。これは絶対に観たほうがいい。ただし、まったく前作を知らない人には、この世界観をすぐに受け入れるのが難しいかも。だからまずはハリソン・フォードがデッカードという人物で主役を演じている前作を観るべきだね。そうすれば、この映画の良さが理解できると思う。

 

前作同様、映画のテーマは同じ。人間とは何か?を観客に問いかけている。この映画で登場するレプリカントと呼ばれる人造人間は、見た目では区別ができない。だとしても人間によって作られたものであることはたしか。

 

ブレードランナーというのは、前作においては脱走したレプリカントを処分すること、そして今回の作品については生き残っている旧型のレプリカントを処分することを専門にしている刑事。

 

前作では感情の存在をたしかめる質問をすることで、レプリカントであるかないかを判定している。だけど今回は両目をスキャンするだけでわかる。楽になったもんだわ。

 

今回の主役はライアン・ゴズリンで、彼の演技は最高だった。まだボクのなかにラストシーンの切なさが残っている。そして先日『メッセージ・イン・ア・ボトル』という映画に出演していたロビン・ライトがライアンの上司役で素晴らしい演技を見せてくれた。

 

もちろんハリソン・フォードもデッカードの役で出演する。『スターウォーズ』に続いての続編だから、結構撮影は大変だったろうな。でもハン・ソロじゃなくて、紛れもなくデッカードだった!

 

今回の映画は、親と子についてがテーマとなっている。レプリカントにとって親はいない。工場で作られるわけだからね。だからこそ人間のように生まれたい。父や母という存在を知りたい。だけど奇跡でも起きなければ、そんなことはありえない。

 

ところがその奇跡が起きた、という設定になっている。

 

自分が母から生まれたことを確信したいレプリカント。それは同時に父を求めることでもある。そうすることで、自分は人間と同じ存在なんだと信じることができる。そんなレプリカントの期待、そして苦悩と失望が描かれている。とても切ないラストだった。

 

ボクのように『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」というフィリップ・K・ディックの原作を読んでいる人には、ちょっぴりサービスがある。主人公がデッカードの行方を探すため、刑事の同僚がいる老人ホームを訪ねる。

 

そのときにその友人が、「彼は自分の望むものを得たんだよ」といって羊の折り紙を机に置く。このセリフと羊の意味がわかる人は、原作を知っている人だけだろうなぁ。

 

とにかく映像の美しさが素晴らしい。そして前作と同じく舞台はロスだけれど、日本語や日本の雰囲気が混じった不思議な空間もそのまま。音響効果も最高に良かった。芸術作品といっていい出来なので、大勢の人に観てもらいたいと心から思った作品だった。

 

decoration/dcr_emoji_238.gif『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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