人生時間を有効活用する方法
今朝のブログで、報われない努力について書いた。人間は遺伝に左右される部分が多いらしく、同じ努力を重ねてもスタートで差がついているのは事実なのかもしれない。
だとしてもボクは人生に努力は必要だと考えている。大切なのは何に対して努力するかということ。そのあたりを整理してみようと思う。
何か行動を起こそうとするとき、それらを性質によって分類できる。そうすることで、極力無駄な努力を避けることができると考えている。
まずは最初の分類。
やりたいことか、やりたくないことか。
これは自分の素直な気持ちで判断すればいい。強弱はあるだろうけれど、どっちでもないという答えは出てこないはず。強いて言えば、どちらかに分類できるはず。
次は、やらなくてはいけないことか、やらなくてもいいことか。これは判定が少し難しくなる。生きているうえで、どうしてもやらなくてはいけないことは生じる。例えば『食べる』ということ。仙人でもなければ、食べないと死んでしまう。本人の意思は置いておいて、とにかく食べることは必要。
その反対に、やらなくてもいいこともある。これが意外に曲者。人間は複雑な生き物で、なんらかの逃避行動を取ることがある。勉強をしなくてはいけないのに、意味もなく鉛筆を削ったりする。仕事をしなくてはいけないのに、Twitterに投稿するとか。とにかくやる必要のないことをやってしまうもの。
そして最後の分類は、やっていいことか、やっていはいけないことか、という分類。これは時代や状況による価値観に左右される部分が多い。例として、人を殺していいかどうかを考えたらイメージしやすい。
いきなり隣人を殺すのはマズイだろう。だけど戦争で人を殺して栄誉を受けた時代もある。正当防衛のすえに他人を殺めることもあるかもしれない。放置しておけば自分の家族が殺されそうな場合、人を殺すのはダメだからと言って傍観することはないだろう。とにかく簡単に判断できない。
自分の行動を分類するのは、とにかく難しいと思う。だけど無理やりにでもいいから、自分の普段の行動がどこにあてはまるのかを見直すことは有意義だと思う。この3つを基準にして、分類してみるといい。
やりたい・やらなくてはいけない・やっていい事。
やりたくない・やらなくてもいい・やってはいけない事。
やりたい・やらなくてもいい・やってはいけない事。
やりたくない・やらなくてはいけない・やってもいい事 etc……。
というように、確率的に多くの組み合わせパターンができる。自分のやっていることを判断すれば、どれかの組合せに分類できる。例えば二つ目に書いたものなら、絶対誰もやらないだろう。やりたくないし、やらなくてもいいし、ましてやってはいけない事なんてねw
これについて詳しく書くと、本が1冊書けてしまうので割愛するけれど、ポイントだけを整理しておく。
最も大切なのは、やりたいのか、やりたくないのか、ということ。性犯罪をやってしまう人は、やらなくてもいい・やってはいけない事を、やりたいからという理由だけでやってしまう。
といってやりたくないことを、やらなくてはいけないという理由で、やり続けるのも苦痛でしかない。これらのどちらに関わっていても、人生という時間を浪費してしまう。
ベストな分類は想像がつくだろう。
やりたい・やらなくてはいけない・やってもいい事。あるいは、やりたい・やらなくてもいい・やってもいい事。という2つかな?
この2つに当てはまることなら、続けるべきだと思う。おそらくこれらに分類される行動は、その人の遺伝子的に優位を持っていることだと思う。だから他人よりも、スタートから秀でているはず。
勉強が得意な人もいれば、スポーツが得意な人もいる。音楽の才能を見せる人もあるだろう。とにかく好きなこと、つまりやりたいことをやるべき。だからといってそれが犯罪では人生を無駄にする。
自分の行動をかえりみて、ベストな分類に当てはまある行動を選択しているかを熟考するべき。そしてそれこそが、努力を注ぎ込むものだろう。そうすれば、おそらくその努力は実を結ぶと思う。自分と合わないことに時間を費やしていると、貴重な時間を無駄にするだけだからね。
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