突き抜ける人がやっていること
今朝はとんでもないものを見た。
いつも通っていたスーパーが改装で2週間ほど休んでいた。そして今日が新装オープン。
ボクは郵便局で昨日完成した原稿を郵送したあと、妻と合流してそのスーパーへ着いた。ほぼ開店直後なんだけれど、なんとなく異様な雰囲気。かなり並んでいるだろうと思ったけれど、思ったより人が少ない。
ところが近づいてビックリ! すでに大勢の人が入店していて、入場制限がかかっていた。ボクたちが見た行列は、その制限解除を待つ行列だった。たしかにセール品が並んでいるし、店内のレイアウトも大幅に変更されている。
だけどほとんどの客が求めているのは、500円以上購入した人に無料で渡されるコレ。
この紅白饅頭をもらうために、大勢の人が押しかけていたということ。スーパーの出口でレシートを見せると渡してくれる。ボクはサービスカウンターに別の用事があって店員さんと話しているとき、饅頭をもらえる場所がわからないので、お題目でも唱えるように「お饅頭、お饅頭」と言いながら店員さんに詰め寄ってくる人があとを絶たなかった。
そんな状況だから、新しい店内をほとんど見ていない。妻と分担して必要なものを購入すると、足早に逃げた。タダでもらえるものがあると、人間は殺気立って来るから本当にすごいわ。
たかが無料の饅頭をもらうために、朝から並ぶかね? アホちゃう? ほんとあさましい。
えっ? ボクはどうしたって?
当然並んで紅白饅頭をもらったよ〜〜www 当たり前やん!
そのために朝のブログをいつより早くアップして、いそいそと出かけたんだからね。せっかくタダでもらえるのに、行かない手はない。だからこの写真があるんだよね。そして今日のオヤツに食べた。
はい、最高にあさましいのは、このボクでしたw
さて話は変わるけれど、今ある小説を読んでいる。日本人の作家が書いたSFなんだけれど、とにかくすごい。詳しくは読了したら紹介するけれど、よくこんな発想ができるなぁ、とまじで脱帽した。そしてその専門的な語彙力に驚くばかり。
だけどプロフィールを見ると、工業的な分野で活躍されている人じゃない。元々はNHKのプロデューサーだった方。だから過去にかなりのSFを読破されているか、相当勉強されたんだと思う。でも想像するに、そのインプット量はとんでもないものだろう。
つくづく思った。小説に限らず何かの分野で突き抜ける人がやっていることは、質・量ともに一般人の想像を絶するようなものだと思う。
それをひと言で語るとどうなるか?
面倒なことをひたすらやり続けている、ということ。
もちろん才能も、経験も必要だろう。だけど根底にあるのは、普通の人がやらない面倒なことを、ひたむきにやってきた結果だと思う。やろうと思えばできることを、面倒だからやらない人は多い。
だけど何かの分野で突き抜ける人は、その面倒なことを率先してやっているはず。要するに他人がやらないことを根気よくやるから、新しいものが生まれる。ボクはそう思うんだよね。
これは小説に限らず、勉強でも、絵画でも、音楽活動でも同じだと思う。他人がやらない面倒なことを、どれだけやり通せるかということ。そういう意味では、まだまだボクは足らない。突き抜けている人の足元にも及ばないだろう。
今日から新しい仕事をスタートさせているので、自分が面倒なことを無意識に避けていないか、じっくり見直してみようと考えている。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
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