SOLA TODAY Vol.465
日本は現金オンリーの店が多いので、昨日は久しぶりにATMへ行った。暗証番号を入れようとするとき一瞬躊躇した。4桁の数字はいくつか使っているので、キャッシュカード用の番号を思い出すのに時間がかかってしまったから。
これはまだ4桁の数字なのでマシ。iPhoneの認証番号は6桁になっている。さらにややこしいのがネットでログインする際のパスワード。ボクは3種類を使い分けているけれど、たまにどれを使っているのか忘れてしまうことがある。
それでも3種類だけだし、アルファベット混じりの8つの文字で管理している。だから拒否られても入れ直せばいいだけなんだけれど、セキリュティ強化の観点から長いパスワードを使っている人は記憶するのが大変だと思う。
MacやiPhoneはデバイスが記憶してくれるから、あまり気にならない。でも神経質な人なら端末に記憶させないだろうし、長いパスワードを定期的に変更するだろう。そうなると管理するのは大仕事になる。
このパスワードに悩んでいる人は多いと思う。そうした声を反映してか、パスワード不要の認証が認知されつつある。
さらば、パスワード Slackも採用したパスワードレス認証とは
このタイトルを見て、そんなことできるの? とマジで思った。だけど内容を確認したら、普段でもちがった形で利用しているものだった。
それは『マジックリンク』という認証方法。記事から抜粋してみよう。
『ユーザー登録時にメールアドレス(ID)とパスワードを登録するのはこれまでと一緒ですが、ログイン時にIDを入力後、サイトに用意された「マジックリンク」と名付けられたボタンを押します。すると、登録したメールアドレスにログインのためのURLが送られ、それをクリックすることでパスワードを入力することなく、ログイン処理が行えるのです』
これなら最初にパスワードを設定しておけば、あとは記憶する必要がない。とても便利で新しいシステムのように感じるけれど、このパターンを経験している人は多いはず。
例えばログインパスワードを忘れた場合。パスワードの入力箇所の近くに、「パスワードを忘れた方はこちら」というリンクを見かけることがある。そこをタップすると、登録してあるアドレスにメールが届く。そこからアクセスすることで、パスワードを教えられてログインすることができる。
あるいはパスワードを変更したときや、新規にユーザー登録したときに、同じく登録してあるアドレスにメールが届く。そのメールに書かれているリンク先に飛んで、手続きをすることが多い。2要素認証のような形式だよね。
だからこの『マジックリンク』という認証は、どのサイトにも機能的に装備されているということだろう。メールアドレスを『鍵』として使用することで認証できる。いちいちパスワードを思い出す必要がないということだよね。
もちろん大切な前提として、そのアドレスが自分以外に使用できないものでないと意味がない。ネットカフェのように複数の人が使用するパソコンなら、ログアウトして履歴まで消しておく必要がある。まぁそれくらいは、普段から意識することだけれどね。
個人認証の必要性は高まるばかりだろう。生体認証を含めて、より安全で、より便利なものが求められている。この『マジックリンク』のように、安全性が高くて使いやすいものが増えたらいいよね。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
コメント (0件)
現在、この記事へのトラックバックは受け付けていません。
コメントする