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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.473

『検便』という言葉を耳にして、マッチ箱が頭に浮かぶ人はボクと同世代。小学校の3年生くらいまでは、リアルウンチをマッチ箱に入れ、紐でぶら下げて登校したものだ。京都は集団登校だったので、小学生の列が各々のウンチを手にして歩くという、かなりシュールな世界が展開していたw

 

まれに便秘の子供がいて、持っていかないと恥ずかしいので飼い犬のウンチを入れるという、荒技をくり出したやつもいた。当然ながら医者は真っ青になる。

 

それでもボクが高学年になるころには、マッチ箱は姿を消した。透明なシール状のものを肛門に付けてはがすだけという、夢のようなアイテムが開発された。こんな検査があったのは、昔の子供がそれほどお腹に虫を持っていたということだろう。

 

現在はどうなのだろう? 子供がいないのでよくわからないけれど、きっとギョウ虫検査なんてものはないのだろうなぁ。そんなお腹に住む寄生虫を使った研究が進んでいるらしい。

 

寄生虫の卵のんで、皮膚や腸を治療 慈恵医大が臨床試験

 

なんとわざわざ寄生虫の卵を飲むことで、病気の治療をするという臨床試験が行われている。

 

その寄生虫は「豚鞭虫(ぶたべんちゅう)」と呼ばれているもので、野生のイノシシや豚に寄生している。この寄生虫の卵を飲んで孵化させると、下痢をする等の副作用があるらしい。だけどその程度のことなので、命に関わるようなものではない。

 

あえてこの卵を飲むということは、ちょっとお腹をこわす程度以上に、人間に役立つ寄生虫だということだろう。疥癬という皮膚病や、潰瘍性大腸炎の患者に効果があるという結果が出ている。

 

一時的に感染症を引き起こすことで、その人の免疫システムが調節されるらしい。免疫はユニークな性質を持っていて、一方が働くともう一方は抑えられてバランスを取ろうとする。あえて感染することで、免疫システムを効果的に働かせることができるということ。

 

人間の身体って、この記事を読んでいると不思議だと思う。ある程度の寄生虫を体内に持っているほうが、健康を維持できるのかもしれないね。

 

そういえばボクが子供のころは、今ほどアレルギーが問題になっていない。家にお風呂がなくて銭湯に行くのが普通だったけれど、お世辞にも衛生状態が良かったとは言えない。

 

子供が湯船でウンチをすると、銭湯の主人が来て網ですくっていた。そのあとは誰もが、素知らぬ顔で湯船につかっている。ウンチなら目に見えるのでわかるけれど、幼児がオシッコをしていることもあっただろう。それでも死者が出るような感染症が起きたという記憶はない。

 

もしかすると現代人は無菌状態にこだわり過ぎて、本来持っていた免疫の強さを失っているのかもしれないね。清潔であることは大切だけれど、ある程度のおおらかな気持ちは必要なのだと思う。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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