SOLA TODAY Vol.499
昨年から仮想通貨の話題がネットを賑わしている。その代表であるビットコインが乱高下をくり返しながらも、若い世代に『億りびと』を出すようになった。
まだ投機的な側面が強いけれど、ビットコインに続いてリップルやイーサリアムという仮想通貨も追随している。アルトコインも含めると、知識や経験のない人にはわけのわからない世界になっているかもしれない。
だけどそんな動きが止まるわけがない。今年になって2億人の利用者を持つチャットアプリの「テレグラム」という外国企業が、史上最大規模のICOを実施して、独自の仮想通貨の発行を表明している。ICOがなんのことだかわからない人にとっては、何がすごいのか謎だろうけれどねwww
そんな動きは日本でも加速している。ついにこんなのが出てきたか、と感じる記事があった。
日本初の「ビットコインで不動産売買」開始、不動産テック「イタンジ」が新サービス
東京あたりならば、ビットコインが使える店舗が増えているだろう。でも神戸ではあまり知らない。ボクが唯一知っているのは、オランダの方が経営しているワッフルのお店くらいかな。
購入するためにビットコインを送金しても確認に時間がかかるし、ここのところビットコインの送料が高騰している。だからどうしても投機的な面ばかりが目立ってしまうけれど、この記事を見て驚いた。
なんと不動産をビットコインで売買できるサービスを始めた会社がある。それも日本の会社だった。
現時点ではビットコインで購入できる不動産は7軒らしいけれど、今年の9月には1000の物件を目指している。物件の売買や仲介手数料の経費はすべてビットコインで決済できる。
ビットコインのレートは引き渡し時の価格が適用されるので、いい意味でも悪い意味でも、ちょっとドキドキするよね。でもこんなプラットフォームが出てきたのは、仮想通貨が社会に浸透してきた証拠だろう。
これからは同じようなサービスが増えてくると思う。そうなると問題になってくるのは税金!
どれだけ億万長者になっていようが、保有しているだけの含み益なら所得税は発生しない。だけど使用した段階で、その金額は利確となって税金の対象になる。使うことで利益が確定するという感覚は、従来のお金では感じなかったこと。
だから税金がかかることを知らなくて、申告しない人が続出する可能性がある。だけど逃げれらないからね。仮想通貨は履歴が可視化されるから、その流れを隠すことはまず無理。おそらく国税局も目を光らせているはず。
今年の仮想通貨がらみのニュースとしては、所得税の確定申告が終わった3月以降に、無申告や脱税容疑で調査されたり検挙される人が出た、というものが増えそうだね。税金についての知識を補完しておかないと、仮想通貨は手元にないのに、多額の税金を支払わなくていけないことになってしまうよ〜!
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