記憶は証明できない
今朝、所用があってタクシーに乗った。その瞬間、なんともいえない異様な雰囲気。耳に聴こえてきたのはバリバリの演歌だった。
年配の運転手さんなので、きっと演歌が大好きなんだろうね。ラジオじゃないので、CDかなにかで再生しているらしい。ず〜〜っと演歌を聴きながら、目的地まで行くことになった(涙)
音楽は個人の嗜好なので、とやかく言うつもりはない。(言ってるけどwww)
だけどさ、せめて音量を下げるとか、ひと言ことわってくれないもんかね。まぁボクは気が弱いので、「どうぞ聴いてください。素敵な曲ですね」と答えるだろうけれどね。
せめてこんな曲がかかっていたら、朝からテンションアップだったのになぁ。
テイラー・スウィフトのニューアルバムからチョイスされた『End Game』という曲。このビデオ・クリップは必見だよ。大人の魅力たっぷりのテイラーを見ることができるし、なんと東京とロンドンのシーンでは、あのエド・シーランが出演している。
そもそもこの曲が、彼との共演だからね。まだ2日ほど前に公開されたばかりのビデオクリップなので、演歌とちがってできてたのホヤホヤ。ボクのイチ押しの曲なので、一見の価値があるよ〜!
やっぱり美女を見るのはいいもの。少し古い映画だけれど、強い美女が出てくる作品を観た。
『コンタクト』という1997年のアメリカ映画。何度も観ているけれど、先日BSで放送していたので久しぶりに鑑賞した。その強い美女とは、ジョディ・フォスター。20年ほと前の映画だから、さすがに彼女も若い!
有名な作品なので、内容の説明はいいよね。ボクが大好きなのが、この写真のシーン。9歳のときと死別した父親と、琴座のベガ近くの惑星で会うシーン。もちろん本当の父親ではなく、相手は主人公のエリーを招待した宇宙人。彼女の記憶を使って、誰よりも会いたかった父親の姿を再現している。
この映画で面白いのは、時間の感覚。エリーはワームホールで何千光年という距離を移動して、18時間の宇宙旅行を経験している。ところが地球ではわずか数秒のことなので、他の科学者や政治家は信用してくれない。
政府の聴聞会で事実だと必死でエリーは語るけれど、記憶を証明することはできない。科学者としての彼女は証拠を出せないことに苦しむ。宇宙に行く以前までは、証明できない神なんてまったく信用しない人間だったから。
だけど自分が事実だと信じることでも、世の中には証明できないことがあるのに気づくのがいいよね。証拠はないし妄想だと言われても言い返せない。だけど自分の体験が真実だと信じている。そう断言するエリーは、めちゃかっこよかった。
まぁオチとして、たった数秒のはずのデータに、18時間分のノイズが確認されるんだけれどね。思わず観客がニンマリするシーンだろう。
ボクは知らなかったけれど、初めて『スターウォーズ』が作られたとき、キャリー・フィッシャーが演じたレイア姫役の最終候補に、ジョディ・フォスターが残っていたとのこと。マジか!
キャリーには悪いけれど、ボクは絶対にジョディのレイア姫が見たかったよう〜〜! 彼女の強気な雰囲気と美貌、そして演技力を考えると、最高のレイア姫だったと思うけれどなぁ。今さら言っても仕方ないけれどね。きっとキャリーに縁があったということ。もちろん彼女のレイア姫も好きだけれどね。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。