苦笑しつつも、どこか魅力的
今年の目標は生産性を上げること。だから時間について敏感になっているせいか、細かいことが気になるようになった。その大元はTwitter。
ボクにとってTwitterは貴重な情報源なので、欠かすことはできない。ほとんど関わっていないFacebookに比べると、かなりの時間を割いている。だけどそれゆえに、できる限り効率よく情報収集をしたいと思っている。
ところがスマホで使っているTwitterの公式アプリが、どこかもっさりしてきた。赤字経営のせいで、広告が増えているのは仕方ない。だけど、ちょっと目につきすぎ、そして動画の投稿も自動再生されるし、ダイジェストと称して、フォローしている人のツイートを時系列無視で表示する。
さらにスクロールしている途中で止まることが多くなったし、やたらバッテリーを食う。設定を見直せばいいんだろうけれど、それも面倒。ということでTwitterの公式アプリをやめて、Echofonというアプリに変えた。
画面の下部に広告は入るけれど、あまり気にならない。ツイートは時系列で表示されるし、動画も自動再生しない。そしてバッテリーの消費が、Twitterの公式アプリに比べて半分近くも減少した。おまけにサクサク動くしね。
他にもTwitterのアプリはいくつもあるけれど、とりあえずしばらくはこれを使ってみるつもり。使い慣れていると当たり前になってしまうけれど、意識して見直すことは大切だと思った。時間の節約だけでなく、動作ストレスが減るだけでも効果が大きい。
使ったことがない、知らないからと、行動に出ないと損するのは自分かもしれないね。そういう意味では、映画も同じ。今まで観なかったような映画をあえて観ることで、新しい何かを発見するかもしれない。
なんと今日は、ギリシャ映画を観たよ〜!
『NONSTOP ノンストップ』(原題:SHORT FUSE)という2016年のギリシャ映画。いわゆるアクション映画なんだけれど、まぁ、突っ込みどころ満載の作品。かなり苦笑しながら観た。
俳優さんは、まったく知らない。そりゃそうだよね。だけどなかなかのイケメンと美女が多い。お国柄だろう。
主人公は弁護士だったけれど、同じ弁護士の父親の事務所をクビにされて、宅配荷物の配達で生活している。ある学校で殺人放火事件があったけれど、犯人確実な悪党を父親が弁護して無罪を勝ち取ったことで、主人公は反発したから。
そんなある日、宅配便の配達中に誰かに襲われる。気がつくと全身に爆弾が取り付けられていて、胸には携帯電話が入っている。犯人の指示どおりの行動をしないと、爆弾を遠隔操作で爆破される。さらにタイマーもついているので、時間内に行動をしなければいけない。
ハリウッド映画で言えば、『ダイハード3』や、『イーグルアイ』というシチュエーション。顔の見えない犯人に指示されて、主人公は翻弄せられるという内容。やがて父親も、同じ爆弾を取り付けられる。
犯人は想像できると思う。放火事件によって妻を失った男だった。放火犯を無罪にした弁護士たちに対する、逆恨みというやつ。さらにその弁護士たちに、犯人を殺させようとする。とまぁ、そんな雰囲気の映画。
とにかくストーリーは強引だし、設定も笑っちゃうところがある。C4の爆弾をあれだけ爆発させたら、人間どころかビルごと吹っ飛ぶ。犯人がなぜそんな爆薬を用意できるのかも不明。そもそも、人間爆弾にする意味がわからんwww
でもね、なんだか不思議な魅力があった。うまく言葉で説明できないけれど、映画制作に必死になっているのが伝わってくる。あぁ、この映画の監督や出演者たちは、映画を愛しているんだろうな、と感じた。その気持ちは十分に伝わってきたと思う。
映画というのは、こうして世界中の人たちによって作られているんだね。B級映画だと切り捨ててしまうには、どこか惜しいと感じた作品だった。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。