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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.527

我が家のネット通販はAmazonが多いので、ヤマト運輸さんから受け取ることがほとんど。でも昨日は、久しぶりに佐川急便さんから荷物を受け取った。

 

客の立場としては同じなんだけれど、どことなくドライバーさんの雰囲気がちがう。単なる思い過ごしかなと思った。だけどそうでもないらしい。

 

ヤマト運輸「128億円赤字の正体」アマゾンのせいじゃなかった

 

何かとネットを賑わしているヤマト運輸。佐川急便がAmazonの配達から撤退したのを機に、ヤマト運輸が一手に引き受けることになった。でもそのせいで再配達等のドライバーの負担が増え、このままではやっていけないと言い出した。

 

そこで値上げに踏み切ったんだけれど、Amazonはこれを拒否。両者の蜜月は終わりかと思ったけれど、最近になってヤマト運輸がAmazonの配達を以前のように請け負うことになった。とにかく二転三転している状態。

 

それはおそらく、ヤマト運輸の経営状態がおもわしくないからだろう。2017年の4〜9月決算は、なんと128億円の赤字とのこと。最終的にはどうにか黒字に持っていけそうだけれど、利益は大きく減少することになりそう。

 

ところがライバルである佐川急便は好調で、今年も黒字を伸ばしている。ボクがドライバーさんから感じた雰囲気のちがいは、会社の業績を反映しているからかもしれないね。

 

一般的には、ヤマト運輸の不調はAmazonのせいだと言われている。だけどそうではなく、ヤマト運輸の経営体質に問題があると指摘したのがこの記事。

 

その大きな理由はDM便にあるらし。ヤマト運輸は日本郵便の独占に対抗するため、ケンカを売った。自社で格安のDM便を展開することで、日本郵便の仕事を奪おうとした。どうやらこれが、企業の業績を圧迫しているという。

 

ヤマト運輸も佐川急便も、宅配便における荷物の単価は600円弱くらいで同じ。ところがDMの単価を含めると、ヤマト運輸の単価は一気に300円代に下がってしまう。それだけ大量のDM便をドライバーが抱えているということ。

 

佐川急便もDM便を扱っているけれど、単価の低いものは日本郵便に委託してるらしい。ケンカを売ったヤマト運輸にはできないことだよね。そのうえAmazonの配達を引き受けた。本来ならドライバーを大幅増員するべきなのに放置。結果として過重な負担をドライバーにかけることになった。

 

そもそもヤマト運輸と佐川急便では、ドライバーに対する会社の位置づけがちがうらしい。佐川急便はドライバーを営業マンとしてとらえている。それは主な顧客を企業に照準しているから。顧客とコミュニケーションを取ることで売上を伸ばしている。だから佐川急便の幹部は、必然的にドライバー出身が多い。

 

一方ヤマト運輸は個人宅への配達がメインなので、顧客との絆ができにくい。あくまでも配達要員でしかないので、経営に参画することはまずない。言い方は悪いけれど、どこか使い捨てのような部分があるのかもしれないね。

 

同じ業種でも、経営者の意識しだいでちがいが明確になるということだろう。組織というものは、トップの意識が反映されると感じた記事だった。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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