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高羽そらさんインタビュー

う〜ん、全体に惜しい

今日で現在の仕事を終了。明日からは、いよいよ新作の執筆に入る。またしばらくは頭を悩ませて、ウンウンと唸る日々が続くんだろうなぁw

 

新しい小説を書いているときは、あらゆるものが刺激になり、インスピレーションをもたらしてくれる。神経が過敏になっているからだろう。そんな刺激をビンビンと与えてくれる、素晴らしいビデオクリップを見た。

 

ボクが最近ハマっているのが、マルーン5というバンド。残り1枚ですべてのアルバムを制覇できるまで聞き込んだけれど、昨日最新アルバムの曲からカットされたビデオクリップを見た。まだできたてホヤホヤの作品。その映像がめちゃ刺激的だった。

 

まるで夢の世界を映像化したような作品で、思わず見入ってしまった。どちからといえば悪夢のような映像なんだけれど、とてもセンスがいい。こんな小説を書きたいなぁ、と映像を見ながら感じた。特にエンディングシーンは見もの。

 

『Wait』というタイトル。曲は落ち着いた雰囲気なんだけれど、映像とのギャップがすごい。ぜひ、見て欲しいなぁ。

 

 

同じく映画もインスピレーションを与えてくれる。今日観た映画も、かなりいい雰囲気で、とても刺激になった。だけど全体的に、かなり惜しい作品になってしまっていた。

 

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『蠢動 -しゅんどう-』という2013年に公開された日本映画。1982年に三上康雄さんが自主映画として撮影された『蠢動』という作品を、同じく三上さんが原案にして撮影したもの。ストーリーが良くできていて、かなり引き込まれた。

 

時代は徳川吉宗のころで、比較的太平な世の中。戦をすることがなくなった武士は、藩を守ることに汲々としている。この作品では山陰地方の小藩が物語の舞台。

 

吉宗は今で言うところの公共事業を行うため、各藩に金銭の負担を求めている。この藩には、武芸の指南役として幕府から派遣された達人が入り込んでいる。新陰流の達人だけれども、本来の目的は藩の財政を探ること。

 

この藩に余剰金があることを探った指南役は、幕府に報告しようとする。余剰金でなんとかしのいでいた家老たちとしては、このままでは藩の財政が破綻してしまう。困った挙句、その指南役を暗殺しようと企む。

 

だけど藩の刺客だとバレたら、お取り潰しとなる。そこで若手の藩士をだまし、私怨として片付けようとしたあ。ところがその藩士の父親も、同じようなことで責任を負わされたという過去がある。

 

クライマックスは、濡れ衣を着せられた藩士を、同じく若手の藩士が追うシーン。家老たち老害連中のために、若い武士が斬り合うことになってしまうという悲劇の物語だった。

 

少しセピア調の色彩で、とてもいい雰囲気。剣のやり取りも迫力があって、時代劇としてはいい線行っていた。だけどね……。

 

若林豪さんや、目黒祐樹さんたちのベテラン俳優さんの演技は問題ない。だけど若手の俳優さんたちの演技が、かなりマズい。セリフは棒読みだし、動きも硬い。勝手な想像だけれど、監督さんの演出がうまく行っていないと思う。どうにも演技がチグハクだった。

 

もうひとつ気になったのは、演出効果がいまいちだったこと。刀で斬ったからといって、リアルに血しぶきを吹き上げる必要はないと思う。だけどある程度の演出は必要じゃないだろうか。もしかして予算の問題があったのかな? そんなことを思ってしまう。

 

特にラストのクライマックスシーン。降り積もった雪原で、若い藩士たちが斬り合う。なのに真っ白な雪に、血の一滴も落ちない。白い雪しか見えないので、これでは文字どおり『白けて』しまう。もう少しなんとかならなかったのだろうか。

 

そこが見せ場だけに、気になって仕方ない。せっかくのいい物語なのに、全体的に惜しいと感じた作品だった。

 

decoration/dcr_emoji_238.gif『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。

コメント (2件)

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  1. 関大生さん、コメントありがとうございます♪

    明晰夢も体外離脱も、体験が始まったらまったく同じです。
    夢の途中で夢の世界だと気づくか、意識を持ったまま夢の世界へ移行するかのちがいだけです。
    だから、まったく心配する必要はないですよ。

    本から見ると体外離脱が多いように思うかもしれませんが、わたしは圧倒的に明晰夢での体験の方が多いです。
    週に4回は明晰夢を見ていますので、数えきれないくらいです(笑)
    少しずつでも、体験の回数と時間が増えるといいですね。ぜひ楽しんでください!

  2. そら先生お久しぶりです。
    今日初めて明晰夢に成功?したかもしれません。朝二度寝をして夢の中でぼんやりと両手を見て夢の中の自分が動きました。ただ自分の意識で動かしているというより僕が指示を与えてそれに従ってロボットのように動いてる感じでした。
    ほんの数秒でしたがたぶん明晰夢をみれたと思います。
    あのそこで質問なのですが体脱ではなく明晰夢の場合知らない場所からスタートするみたいなのですが起きているときと同じぐらいリアルに自分の意思で動けるようになりますか?
    そら先生は体脱が多いみたいなので明晰夢ではリアルに自分の意思で体脱ほど動けないのではと思い心配になり質問させていただきましたm(__)m


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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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