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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.535

2〜3年に1度は上京することがあるけれど、乗り物に悩むことが多い。それは新幹線が結構高いから。

 

自宅から神戸空港が近いので、スカイマークを利用すれば7〜8千円で行ける。大阪から東京までの新幹線が1万5千円くらいだから、かなり安い。

 

ただ問題は旅客機の便数が少ないので、直前に予約が取れないこと。だから新幹線を選択するしかない。とにかく本数は多いし、普通に走っていれば時間も正確。ただ値段がね……。

 

日本の新幹線が高いと感じるのは、どうもボクだけではないらしい。

 

日本の新幹線のチケット代は、やっぱり高すぎだった

 

フランスのパリから、ベルギーのブリュッセルまでは約300kmなので、東京から名古屋とほぼ同じ距離になる。日本の新幹線なら1万1千円かかるけれど、フランスなら3500円で行けてしまうらしい。この時点で勝負にならない。

 

東京と大阪の距離とほぼ同じなのが、パリとボルドー。TGVを使えば1万6千円で、新幹線とあまり変わらない。だけどキャンセルできないチケットを利用すると、1万3千円になり、1ヶ月までに予約すると7500円になる。さらに限定された車両なら1400円というチケットまである。

 

日本の新幹線だって早割を導入しているけれど、割引率がちがいすぎる。欧州には移動の権利を保障するという考えがあり、フランスだけでなくドイツでも格安料金が積極的に導入されているとのこと。

 

日本の航空機が安くなるのは、競争原理が働くからだろう。大手のJAL等に対抗するため、LCCは料金設定を低くする。だけど新幹線はインフラ整備に莫大な費用がかかり、JRの独断場となっている。競争原理が働かないから、値段を下げる必要がないということなのかも。

 

だけどこれからの日本を考えると、このままでは不利だと思う。観光立国として生き延びていかなければいけないのに、新幹線料金が今のままだと経済の停滞を招いてしまう。この記事でも、そのことが危惧されている。

 

ブロガーで有名なちきりんさんが、新幹線料金の変動制を提案されていたことがある。ボクもその意見に同意する。

 

コンピュータを使えば、おおよその利用状況がわかるはず。利用客の少ない時間帯の料金を大幅に値下げする。そうすればその時間を選択する人が出てきて、乗車率を上げることができる。

 

そして年末やお盆の帰省ラッシュ時には、大幅に値上げする。そうすれば新幹線を避ける人が増えて、異常な混雑がなくなる。だけど単価を上げているから、JRの収益は確保できる。

 

もしそうなれば、値段の高い正月やお盆に対する帰省が見直されるかもしれない。何も同じ時期に日本人が一斉に移動する必要はない。仕事に合わせて適時休暇を取れば、列車の乗客は分散するし、高速道路の渋滞も緩和できる。JRはそれくらいのことをやってもいいと思うんだけれどね。

 

これは他の業種にも言える。今年の正月、営業しない飲食店が増えた。その理由は大勢の人が押しかけるけれど、働いてくれる人材を確保できないということ。でもそれて店を閉めてしまうのはもったいない。

 

値段をぐんと上げて、正月料金にすればいい。そして正月に出勤する従業員の時給を、大幅に上げればいい。値段が高いことに不満を感じる人は来店しないだろうし、どうしても食べたい人は値段が高くても来る。

 

従業員だって時給が大幅アップになるのなら、正月でも働くという人が出てくるはず。そのときの情勢に合わせて、値段を変動制にするのはメリットのほうが圧倒的に多いと思う。人間の脳の働きと同じで、固定した料金にこだわるのは思考停止を招くだけだよね。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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