SOLA TODAY Vol.559
病院と医者嫌いのボクが、嫌々ながらも続けているのが歯科検診。4ヶ月に1度は歯医者さんに行き、検診をかねて歯石を取ってもらっている。
その理由は、歯を失いたくないから。歯周病菌は虫歯より怖い。歯の骨を溶かしてしまうと聞いてから、定期検診に通うことを決めた。
ところが歯の骨を溶かすなんて、まだ序の口。歯周病菌は、もっと恐ろしいことをやらかすらしい。
歯周病が認知症を悪化させるメカニズム解明!この事実の一方、歯科検診受診は約49%にとどまり
認知症でもっとも多いのが、アルツハイマー型。患者の6割を占めている。脳の海馬に蓄積する悪玉タンパク質が、脳細胞を圧迫することにより起きる記憶障害らしい。
その悪玉タンパク質は、歯周病菌によって発生する毒素で増える。マウスを使った実験だと、1.4倍もの高い数字を出した。歯周病を放置しておくと、悪玉タンパク質が増えるのは確実らしい。これは歯の骨が溶けるより怖い。
歯周病というのは、人間の肉体にあらゆる悪影響を与える。この記事によると、歯を失う理由として44歳までは虫歯が多い。だけどその上の年齢になると、5割以上の人が歯周病で歯を失っている。
歯を失うと咀嚼力が落ちる。それが脳の中枢神経に影響を与えて、アルツハイマーになりやすいとのこと。そのうえ悪玉タンパク質も増えるわけだから、たまったものじゃない。
歯を失うと、人間関係にも影響が出るらしい。人目を気にするから、どうしても孤立しやすくなるんだろうね。肉体だけでなく、メンタル面に与える影響も大きそう。それほど歯は大切だということ。
歯周病を予防するには、毎日の歯磨きやプラークコントロールは大切。でもそれは限界がある。どうしても取りきれないものが残る。だからこそ、定期的な歯科検診こそが、歯周病を予防するベストな方法だということ。
それなのに、歯科検診の受診者は50 %に満たないとのこと。歯が残っている本数が多いほど、医療費の負担が少ないという統計結果が出ている。つまり歯を守ることは、身体全体の健康を守ることでもある。
歯科検診で費用はかかるけれど、大きな目で見れば得をしているということ。こんな記事を読むと、歯科検診を続けてきてよかったと思う。
医療費が減少するなら、行政も予防に対する関心を向けるべきだよね。例えば定期的に歯科検診を受けている人は、健康保険料を安くするとか。あるいは定期検診を受けていない人は、大幅に保険料を上げるとか。
治療より予防にお金を使うほうが、誰にとっても最適だと思うんだけれどな。この記事のような事実を、行政はもっと啓蒙していくほうがいいと思う。そして思い切った措置を取るべきだろう。
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