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高羽そらさんインタビュー

感動には心の変化が必然

ここのところブログのサーバーが不安定なので、ドキドキしながら記事を書いている。ちゃんとアップできるのだろうか?

 

さて、今日から彼岸の入り。街を歩いていると、仏花を手にしてお墓参りに向かう人たちを見かけた。いよいよ春本番を迎え、神戸六甲の街は色とりどりの花で飾られている。

 

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JR六甲道駅を南に歩くと、こんな花たちが歩道沿いに植えられている。花たちも春の訪れを喜んでいるように見える。特に今年の冬は寒さが厳しかったので、よけいに春がうれしい。

 

感動したとき、「心が動く」という言葉を使うことがある。まさに文字どおり、心が動いたことで感動している。その理由は『変化』だと思う。

 

冬の寒さを経験しているからこそ、春への変化に感動する。人間の心を動かすには、変化は必然なんだろうね。

 

そんな人間の心の変化を描いた、素晴らしい名作映画がある。昨日、久しぶりに観た。

 

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『クレイマー、クレイマー』という1979年のアメリカ映画。もう何度観ただろう。両手で数えきれないほど観ているけれど、その度に感動して涙する。

 

昨日改めてじっくりと観たけれど、本当によく考えられた物語だと感心した。有名な映画なので、ストーリーは説明するまでもないだろう。

 

妻の家出を発端として、この写真の3人に大きな変化の波が押し寄せる。否応なしとは、このことだろう。ダスティン・ホフマン演じるテッドは、仕事が絶好調のとき。それなのに子供のために時間を割かなければいけない。

 

メリル・ストリープ演じるジョアンナだって、相当の覚悟で家を出ている。自分の人生が見えなくなり、自殺寸前まで追い込まれている。どうにかして人生の価値を見出さなければ、絶望しか待っていない。

 

でも誰よりも可哀想で、急激な変化を強いられたのは、ジャスティン・ヘンリーが演じるビリーという少年。最愛の母が家を出てしまい、父と二人きりの生活になる。生活力のない子供に、選択肢などない。どれだけ辛くても、その状況を受け入れるしかない。

 

この映画には、さらなる変化が用意されている。妻の家出から1年半が経ち、父と子の生活も落ち着いてきた。その段階になって、ジョアンナがビリーを取り戻そうと裁判を起こす。そしてジョアンナが裁判に勝つことで、ビリーは母の元へ行くことが決まった。

 

ビリーにしたら、パパもママも大好き。できることなら二人と暮らしたい。だけど父との生活に慣れ、父の愛情も目一杯感じている。なのに父から引き離されてしまう。その変化は、3人のなかでも最大級だろう。

 

父の元を離れることを聞かされたビリーが、心の底からの悲しみの声をあげる。ボクはいつもここで大泣きしてしまう。そのシーンがこれ。

 

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もうたまんないよね。あまりに切なすぎる。またこのジャスティンという子役の演技がうまいから、マジで泣いてしまう。

 

これはボク自身の記憶も影響しているんだろうな。ボクは5歳くらいのとき、母に言われた言葉が今でも心に残っている。

 

「お母さんと、お父さんと、どっちについてくる?」

 

そんなこと答えられるわけながない。このビリーと同じ気持ちだった。もしボクが母について行くと答えたら、7歳のボクを連れて家出したのかな? そんなことを想像することがある。そうなるとボクの人生も、大きく変わっていただろうね。

 

この映画が感動するのは、3人の登場人物が変化を受け入れ、それを乗り越えていくから。だから観客の心が大きく動く。

 

再び観ることがあると思うけれど、きっとまた大泣きするんだろうなぁ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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