SOLA TODAY Vol.566
歴史というのは謎だらけ。たかが100年前のことだって、真相が闇に埋れていたりする。ましてや数万年前のことになると、何が事実かなんて断定できない。
人類の起源であるホモ・サピエンスは20万年ほど前にアフリカで進化して、世界中に広がったというのが今の定説。それ以前には、ホモ・サピエンスは降ってわいたような存在だと思われてていた。
そのホモ・サピエンスは10万年ほど前にヨーロッパから世界へ広がったと考えられている。『ホモ・サピエンス全史』という本に詳しく書かれている。だけど最近の発見で、18万年前のホモ・サピエンスの化石がイスラエルで見つかっている。ということは定説より以前にホモ・サピエンスはヨーロッパに進出していたことになる。
こうなってくると、もうわけがわからない。それは人間のような動物だけでなく、植物も同じらしい。
広葉樹と針葉樹のちがいを答えられるだろうか?
ボクの知識は浅く広くが信条なので、尖った葉っぱか、丸く広がった葉っぱとしか答えれられない。まぁ、どちらにしても、同じ木の仲間だと思っていた。だけど両者まったくちがう生き物らしい。
この記事で著者も述べているけれど、普通の人はネコ科とイヌ科のちがい程度だと思うだろう。だけど発生学的に分類すると、両生類と哺乳類ほどの差があるとのこと。そう言われたら、かなり衝撃を受ける。
針葉樹というのはどちらかといえば、『草』らしい。イチョウは針葉樹だけれど、立派な大木のものだってある。奈良県の天河神社の近くにある大イチョウなんて、神木のように感じる。だけど植物の構造から見ると、イチョウは草らしい。
広葉樹は『木』としての機能的なものを持っている。詳しくはこの記事に書かれているので、興味のある方はリンク先を読んで欲しい。
そもそも地球に出現した時期が大きくちがう。針葉樹は約3億年前。ところが広葉樹は1億5千年前に現れている。この差はとてつもないほど大きい。
さらに驚くこととして、広葉樹がどこからどうして現れたのか『謎』らしい。針葉樹はシダ植物から進化したと考えられているけれど、広葉樹はいきなり降って湧いたとのこと。
これはミステリーだよね! いったい1億5千年前の地球で何があったのか? SF映画のようなことを想像してしまう。
いつの日か歴史的な発見があって、その理由がわかるかもしれない。だけど今のところ、地球の出来事は謎だらけだということ。小説や映画は謎が多いほど面白い。だから人類を楽しませるため、地球はあえて謎を残しているのかもしれないねw
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