SOLA TODAY Vol.570
日本人って、生ものが好きだよね。ボクが食べる生ものは、せいぜい魚の刺身くらいかな。それも2〜3ヶ月に1度程度のもの。
30代のころ、職場の上司に超高級な割烹料理店に連れてもらったことがある。そこで生ガキが出た。めちゃ美味しかった。
だけど翌日、身体がガタガタ震えるほどの高熱が出た。そして半端じゃない下痢。そう、生ガキのウィルスにやられてしまった。生ものにあたると怖いよね。
そんな生ものに寄生する、新種の寄生虫が日本に上陸しているかも?、という記事があった。
その寄生虫が存在するのは、ナメクジ。
おいおい、ナメクジを生で食べるのかよ???
そんな声が聞こえてきそうだけれど、食べる人がいるらしい。日本だって、カブトムシを食べて解雇された地下アイドルがいるくらいだからね。世界にはそんな人もいるんだろう。
オーストラリアに住む19歳の男性は、友人にけしかけられてナメクジを生で食べた。数日のうちに脳の髄膜炎にかかり、1年以上も昏睡状態。意識が戻ってからも、首から下は麻痺したまま。めちゃ恐ろしい。
ナメクジに寄生しているのは広東住血線虫というもので、脳に入って髄膜炎を起こすらしい。アフリカ、オーストラリア、カリブ海諸国、米国南部などで見られ、これまでの調査によると、患者はナメクジやカタツムリを生で食べていたとのこと。ウゲェェ。
だけどヨーロッパでは、生ではないけれどカタツムリを食べるからね。刺身を食べない文化の人なら、日本人が生の魚を食べるのは閉口するかもしれない。食文化というのはそういうものだろう。
この記事によると、感染経路はかなり複雑。広東住血線虫はネズミを媒介している。ネズミのフンを食べたナメクジやカタツムリに寄生して、そのナメクジ等をまたネズミが食べる。そうして成長するらしい。
とにかく生で食べなければ問題ないらしい。少なくとも3分はお湯で茹でたら害はない。これはノロウィルスと同じだよね。
ナメクジやカタツムリを生で食べる日本人は、普通はいないだろう。だったら心配する必要などないはず。
ところがそうでもないらしい。
レタス等の野菜に、感染したナメクジがいたとする。ナメクジがはったあと、独特のネバネバした液体が残る。あのなかに寄生虫が含まれている。今のところ発生している地域は南の温かいところだけれど、温暖化の影響が懸念されている。
だから寄生されたカタツムリが、北上してくる可能性がある。いつ日本に上陸しても不思議じゃない。だから生野菜等を食べるときは、よく洗うほうがいいということだよね。
あとは生でナメクジやカタツムリを食べないことだよね。まぁ、そんな人はいないかな? どちらにしても、悪ノリして変なものは食べないほうがいいよね。
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