考えていると、一晩中寝られない
外の景色を見ていると、ソワソワするよなぁ。桜がいよいよ満開近くになってきたので、どうにもじっとしていられない。
今日は引きこもりの日だけれど、これからしばらくは、毎日外出日になるかも。せっかくの桜だから、できる限りたくさん見たいものね。
そうなると仕事の段取りが大切。休まないと決めているので、1日のどこかで仕事の時間を確保しなくてはいけない。そうなるとたまっている読書の時間にも影響してくる。
今年のテーマは生産性を上げることだから、これはちょうどいい練習になると思う。どのようにして時間を効率化していくのか、桜を楽しみながらできるからありがたい。いいリズムを作って、お花見シーズンが終わってもそのパターンを継続していきたいもの。
だけどあまり考えすぎて、睡眠不足にならないよう注意しなければ。頭で考えすぎると、眠れなくなるからね。
眠れない、という言葉で思い出したけれど、春日三球・照代さんという漫才師をご存知だろうか? 夫婦漫才師で、ボクは二人の漫才が大好きだった。定番なのが地下鉄ネタ。
夫の三球さんが、「地下鉄の電車はどこから入れたの? それを考えていると一晩中寝られないの」という名セリフがある。今日、懐かしい映画を観ていて、その地下鉄漫才と同じように考え込んでしまった。もしかしたら、今夜は眠れないかもしれないwww
『ターミネーター2』という1991年のアメリカ映画。BSで放送していたので、久しぶりに観た。ボクは少年時代のジョン・コナーが大好きなので、この素敵な写真をチョイス。最近の彼は、随分とイメージがちがうからね。
有名な映画なので、内容を説明する必要はないだろう。久しぶりに観ていて、面白いと思いつつも、いろいろ考えてしまった。この映画にはツッコミどころが多いのは事実。たとえば前作でタイムマシンを壊したはずなのに、なぜ再び未来からやってきたのか?
また作ったんだよ、と言えばそれまでだけれど、そうなると前作の緊張感が半減する。後戻りできないというのが醍醐味だったからね。まぁ、そうしたツッコミどころは無視しよう。
ボクが気になったのは、未来の人たちのこと。機械側は少年時代のジョンを殺すために過去へ向かった。そして未来のジョンは、少年時代の自分を守るために旧型のターミネーターを過去へ送った。
映画を観ている人は、その戦いを現在の時制で観る。結果としてジョンは生きのびるわけだけれど、2時間ものあいだ観客はハラハラドキドキする。だからこの映画は面白い。
でも未来の存在は、観客がハラハラドキドキしていた結果の世界に住んでいる。ということは、どうなるかを知っていることだよね。
つまり機械側にしても、人間側にしても、それぞれがターミネーターを過去に送った瞬間、結果がフィードバックされることになる。もし映画のとおりの結果だとしたら、人間側は成功したと思うし、機械側は失敗したと思うだろう。
だとすると機械側としては、黙って指をくわえているわけにはいかない。即座に反撃するだろう。失敗の原因を探って勝利を得るため、再びターミネーターを過去に送るはず。例えば最後の決戦の場になった製鉄所を、先に破壊するとか……。
でもそうなると人間側も黙っていない。失敗したことをすぐに悟るから、対抗策を取るはず。製鉄所を守る方法を考えるかもしれない。
未来では過去の結果がすぐにフィードバックされるから、どの段階で勝利が確定するのか混乱してくる。エンドレスで『ターミネーター2』という物語が繰り返されるような気分になってしまう。
そうなると、結局どんな結末になるの?
「それを考えていると一晩中寝られないの」と、今夜のボクは春日三球さんになってしまいそうやわ〜w
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