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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.580

現代社会の結婚観は多様性を帯びている。婚活という言葉に象徴されるように、全力で結婚相手を探し求めている人がいる。その一方で、結婚という制度そのものに関心がない人もいる。

 

ボクは既婚者だけれど、人それぞれでいいと思う。したい人はすればいいし、独身でいるほうが気楽な人はそのままでいい。

 

だけど自分の考えではなく、結婚しなくてはいけないという強迫観念がある人は、一度立ち止まったほうがいい。両親や親戚、あるいは既婚者の友人たちが、結婚することがまともな社会人だと思わせるような発言をしてきたら、以下の記事のリンクを送りつけてやればいい。

 

独身が5割超、江戸男子に学ぶシングルライフ

 

とても面白い記事だった。結論から言えば、江戸時代は5割超の人が独身だった。社会人になったら結婚するべきだという風潮は、明治や昭和以降に定着したものらしい。

 

結婚して所帯を持つというのは、貴族や武士、あるいは農民でも多くの土地を所有しているような豪農が中心だった。一般大衆は家庭を持つ必要性がないので、結婚しない人が多かったらしい。『家名』を継続させるという発想がないからだと思う。

 

特に江戸時代に首都機能を持っていた江戸という街は、男性の人口が女性より圧倒的に多かった。だから独身男性がうじゃうじゃしていた。そんな江戸の街は、現在の日本とそっくりらしい。

 

独身者が多いから、外食する人がが多い。だから外食産業が発達したらしい。にぎり寿司というのは、当時のファストフードだった。マクドナルドみたいなもんだよね。

 

あるいは自宅で米を炊くことはしても、おかずは作らなかった。なぜなら行商の人が、おかずを作って売り歩いていた。今で言えばデリバリーサービス。「ウーバーイーツ」のようなもの。

 

さらに当時の独身男性はモノを所有しなかった。生活必需品はレンタルで賄うの普通だったらしい。家財道具を貸し出すサービスが充実していて、衣料品、布団、蚊帳、食器、冠婚葬祭具、雨具、道具、家具、畳、大八車などのほか下着のふんどしでさえレンタルだった。まさにシェアリングエコノミーを実践している社会だった。

 

こうしてみると、現代社会と良く似ている。結婚しないからこそ、かえって個人同士のつながりが深まったそう。生きていくために、大勢の人がつながりを持っていたらしい。単なる独身者というわけじゃなく、ある種のコミュニティを構成していたんだろうね。

 

江戸時代が、今より暮らしやすかったということじゃない。医療も経済も今とは格段にちがうから、想像を超える苦労があったと思う。だけど参考にするべきことは多い。現代社会との共通点を検証することで、これからの生き方のヒントが見つかるかもしれないね。

 

decoration/dcr_emoji_238.gif『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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