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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.591

昆虫の生態というのは、とても興味深い。もしかしたら人間より知能が高いのでは、とマジで思うことがある。

 

特に蜂の行動には驚かされることが多い。以前ミツバチの生態に関する本を読んだことがある。それぞれの蜂が個体でありながら、群の集合意識を有していることに感動した。

 

そんな蜂の行動に関して、とても面白い実験が行われている。

 

「ミツバチのダンス」再現し仲間に餌の位置を知らせるハチ型ロボットの開発に成功…ドイツ

 

なんだかワクワクするタイトルだよね。ドイツのベルリン自由大学の研究者たちが行ったもの。

 

ミツバチは蜜のある場所を発見すると、仲間に伝える。独特のダンスがあって、驚いたことにその場所の方角と距離を完璧に表現している。あるいは新しい巣の候補地を発見すると、同じようにその位置を他の蜂に伝える。

 

すると一斉に多数決が行われて、その場所が適切であるかどうかの判断が下される。いや多数決というよりは、ほぼ全員が納得するまで意見が統一されるというほうが正しいだろう。とにかくそのすべてが、ダンスによって表現される。

 

そんなミツバチのダンスを研究して、それを再現するロボットを作ったらしい。ロボットといっても、蜂の大きさのスポンジに棒がついたような構造。だけどミツバチのダンスをできる限り正確に表現できるよう、プログラムされている。

 

なんとその結果、そのロボットのダンスをミツバチが理解してくれて、食品サンプルを提供することに成功したらしい! すごいよね。

 

まだまだ完璧ではないらしい。どうしてもうまく伝わらなかったり、警戒されるようなこともあったとのこと。それでも食品サンプルのある場所を伝えられたのは快挙だと思う。ロボットを通じて、人間とミツバチがコミュニケーションを取れたということだものね。

 

養蜂業の人が喜びそうな結果だけれど、今のところは商用化するつもりはないらしい。ロボットを介した自然との対話に重点が置かれていて、お金儲けが目的ではないのだろう。

 

この実験は、ロボットという存在の新しい可能性を感じさせてくれる。人間が自然や動物たちから学ぶべきことは多い。だけど人間が直接介入することで、彼らは警戒して門戸を閉ざしてしまうだろう。

 

だけど生体反応を持たないロボットを利用することで、双方にとって有意義な情報を得ることができるかもしれない。そうすることで他の生物と人間のあいだで、win-winの関係を築くことができると思う。そんな素敵な未来を感じさせてもらえる記事だった。

 

decoration/dcr_emoji_238.gif『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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