毎夕、猫の本性にビビってる
今日の神戸は、これ以上ないほどの見事な晴天。どれだけ首を回しても、雲が見つからない。さらに黄砂もpm2.5も飛んでいないそうなので、メチャ気持ちがいい。
午前中に理髪店へ向かう途中、いつもパワーをもらっている楠の美しさに圧倒された。
ちょうど若葉に入れ替わったところで、太陽の光を受けて黄緑色のオーラを周囲に放っていた。この写真を見ているだけでも、強烈な生命力を感じるよね。生きることの喜びが伝わってくる。こんな風に生きたい。素直にそう思った。
さて昨日はある本を読了したけれど、ブログに書く価値がないのでスルー。
今日はニャンコのことを少し書こうと思う。我が家のミューナの生態について。
今年の6月で12歳になる老猫だけれど、まだまだ若い猫に負けないほど元気。特に夕方になると、俄然張り切る。
それは彼にとって、ハンティング・タイムだから。毎夕、獲物を狙って死闘をくり返している。そして見事獲物をしとめると、それを食する。そんなことを毎日やっている。
だからといって、蛇の餌のように生き餌をやっているわけじゃないからねwww
彼の獲物はこれ。
我が家では、『ポンチュウ』と名付けている。ポンと放って、ネズミのように転がるからチュウということ。
スーパーのレジ袋を結んだもの。夕食が終わって洗い物をしていると、ボクの姿をずっと追いかけてる。なぜならこの『ポンチュウ』を作って欲しいから。
いろいろ過去に試行錯誤したけれど、この形状がベスト。ポイントは結び目の両側に羽根のようなヒラヒラを残すこと。どうやらこれが、ミューナにとって本当の生き物ような雰囲気を感じさせるらしい。
これを投げると、猛スピードで飛びかかる。そして口にくわえると、ボクや妻のところへ持ってくる。気がすむまで何度も放って欲しいとねだる。まるで犬のようだよね。
そしてある程度追いかけ回したのち、次の段階になるとリビングには『恐怖』の気配がただよう。なぜならミューナの殺戮ショーが始まるから。
マジで怖いよ。この『ポンチュウ』をくわえ、ギリギリと犬歯を食い込ませる。そのときの彼の顔は、まさに野生の黒ヒョウと同じ。無表情でありながら、どことなく狂気じみた気配を感じる。野生の肉食動物が獲物の首を噛み、止めを刺しているのと同じことをしているんだと思う。
じっと伏せて、いつまでもギシギシという音を立てる。ボクも妻もその音を聴きながら、野生の本能を感じてビビる。もし深夜に本気で襲われたら、ボクたちも食い殺されてしまうかも。そんなことをマジで思ってしまうほど怖いwww
そしてそのあと、どうするか?
実はここからが可愛い。『ポンチュウ』をくわえると、自分のキャットフードが入ったお皿まで持っていく。そしてポトンとそのお皿に『ポンチュウ』を落とす。
そしてキャットフードをカリカリとかじり、次に再び『ポンチュウ』をギシギシとかじる。それをなんどもくり返して、キャットフードをお腹いっぱいまで食べる。これがめちゃ面白い!
ミューナにすれば、『ポンチュウ』がフェイク獲物だとわかっているんだよね。だけど狩猟本能を満たして完成させるためには、食べる必要がある。だから獲物をお皿に入れて、しがみながらキャットフードでお腹を満たす。いわゆる『エアー・ハンティング』を楽しんでいるんだと思う。
ということで、今夜もボクと妻が夕食の洗い物を始めたら、ミューナのウォーミングアップがスタートするはず。そして彼の恐ろしい形相を見て、ビビることになる。毎日やってくれとせがむから、きっと楽しみにしているんだろうね。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
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