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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.623

旅番組が好きなので、かなり意識的に見ている。日本でじっくり行ってみたいと思う場所は鎌倉。特に江ノ電の雰囲気を味わいたい。

 

そんな気持ちは誰もが同じらしく、休日の江ノ電はとんでもないことになっている。駅の改札を通過するのに、入場制限がかけられているほど。

 

観光客は仕方ないとしても、その地域に住んでいる人は生活に影響が出る。そこで江ノ電はユニークな社会実験を実施した。

 

大混雑の「江ノ電」は社会実験で快適になるか

 

今年のゴールデンウィークに実行された。江ノ電は単線なので、乗客が増えたからと言って本数を増やすことができない。列車が離合するのに時間調整をする必要があるから。だから混雑時は2両を4両という構成に変更しているそう。

 

でも観光名所が数え切れないほどある地域なので、そんなことでは追いつかない。それで地元住民の生活を守るため、あることが実験された。

 

それは鎌倉市が発行する「江ノ電沿線住民等証明書」を持っている人には、改札の入場制限がなされていても優先的に改札内に入れるようにした。USJ等のテーマパークに行ったことがある人なら、雰囲気がわかると思う。「ファストパス」と同じ要領だよね。

 

具体的には改札に証明書を提示すると、改札を通過して駅構内の最後尾に並ぶことができる。観光客は改札を通過するのに30分以上かかる状態だから、かなり便利なはず。駅構内なら最後尾に並んでも、少し待てば列車に乗ることができる。

 

対象となるエリアには3万5000人の人が住んでいるけれど、証明書を申し込んだ人が1471人いたとのこと。使った人に聞いてみると、「たくさんの人が並んでいる中で、自分だけ改札を通ると、何か白い目で見られそうで不安だったのですが、係の人が誘導してくれて全然目立たずに入れて良かった」とのこと。

 

まだ実験段階なので、今後どうなるかは不透明らしい。でもとてもいい試みだと思う。

 

ボクは京都で生まれ育ったから、この感覚が理解できる。たとえば嵐山近辺に住んでいる人は、春の桜や秋の紅葉の時期になるとウンザリしているはず。大勢の観光客でごった返すし、車は渋滞するので自家用車も市バスも動かない。

 

妻の実家が嵐山近くの嵯峨にあったので、京都に住んでいるころは苦労した覚えがある。自家用車で嵐山経由で行けば大した時間はかからないのに、春や秋の観光シーズンは、遠回りしないと余計に時間がかかるような状況だったから。

 

江ノ電と事情はちがうだろうけれど、京都もこうした試みを行うべきかもしれない。同時に観光客に楽しんでもらいつつ、利便性を向上させるために行政が動くことも必要だと思う。交通機関の問題だけじゃないからね。

 

今年の4月にレンタカーで福井県へお花見に行った帰り、嵐山を抜けようとしてヤバかったことがある。車道が完全に歩道化されていた。あんな状況なら、住民の人はマジで困ると思う。とりあえず、いろいろやってみるしかないんだろうね。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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