SOLA TODAY Vol.625
ここ数ヶ月のボクの就寝前の日課。それはYouTubeでBillboardやBBCの洋楽ランキングを見ること。短い時間でビデオクリップと同時にランキングを確認できるので、今どんなミュージシャンが活躍していて、どんな曲が流行っているかを理解できるから。
そこで気に入ったミュージシャンを見つけると、Apple Musicでアルバムをチェックしてじっくりと聴く。そうして今まで知らなったミュージシャンとの出会いを広げている。最近ではジェス・グリンという女性ヴォーカリストにハマっている。
全体の傾向として、圧倒的にヒップホップ系の音楽が強い。そして生の楽器ではなく、コンピュータの打ち込みを主体としたダンス音楽が主流。どちらも以前は避けていたジャンルだけれど、ここ数年聴き込むことでそれらが大好きになってしまった。
そんな音楽シーンについて、少し変わった視点から分析している記事がある。
ポップ・ミュージック、30年間で悲しい曲が増えたとする新たな研究が発表される
音楽というものはその時代を反映する。だからどんな曲が売れているかを分析すると、世相が見えてくるらしい。
カリフォルニア大学の研究によると、1985年から2015年にリリースされた50万曲を対象にして曲の雰囲気を分析した。その30年間の流れをみると、ポップミュージックから「幸福感」、「輝き」が減り、「悲壮感」が確実に増えているらしい。つまり悲しい曲が増えているということ。
同時にダンスミュージックやパーティーミュージックが増えているらしい。幸福感が減っているけれど、それを忘れて踊りたい、という気分なんだろうね。これはボクの感覚とも一致する。悲しい曲の代表としてあげられているサム・スミスなんて、顔を見ているだけで悲しくなってくるものw
だから70年代や80年代に主流だったロックミュージックは、ランキングの上位に入ることがない。ロックおたくのボクにすれば寂しいことだけれど、時代の流れなんだろうね。
たしかに悲しい曲が増えているように思う。だけど同時に、未知なる世界への希望のようなものを最近の音楽に感じている。うまく言語化できないけれど、諦念を超越した「光」のようなものが見え隠れしている気がする。
さて今夜も新しいミュージシャンとの出会いを求めて、ランキングをチェックをしよう!
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
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