完璧じゃないキャラだからいい
今日も音楽の話題から。ボクが今もっともライブに行きたいのが、クリーン・バンディットというイギリスのグループ。2009年にデビューしてから、次々とヒット曲をリリースしている。
一昨日のブログで紹介したアン・マリーとジェス・グリンという女性ヴォーカリスト知ったのは、実は二人ともこのクリーン・バンディットのゲストヴォーカルをしていたから。
そのクリーン・バンディットの最新曲は、『soio』というタイトル。最新のビルボードでは1位になってる。曲はリリースされたときに何度も聴いているけれど、先日ようやくこの曲のビデオクリップが配信された。彼らの映像は独自のセンスがあるので、いつも楽しみにしている。
今回の新曲の映像も、普通っぽいけれど決して普通じゃない。とても不思議な映像だった。だけど曲が持つイメージを、リアルに感じられる内容だった。
ついでと言ってはなんだけれど、ボクが大好きなマルーン5も、ニューアルバムから新しい映像が配信されている。前回の『Wait』という曲の映像はど肝を抜かれる内容で、現実と夢の世界が混在したファンタジックな映像だった。
新しい『Girls Like You』という曲の映像も、これまたユニーク。個性的な美女が次々と早変わりの特殊映像で登場するという、めちゃ楽しい作品だった。美女好きの人のために、リンクしておこう。
さて先日久しぶりに、ジャック・ライアンというキャラが登場する『パトリオット・ゲーム』を観た。ということで、これまた久しぶりのその続編が観たくなった。
『今そこにある危機』(原題:Clear and Present Danger)という1994年のアメリカ映画。前回と同じく、CIA分析官のジャック・ライアンをハリソン・フォードが演じている。
コロンピアの麻薬カルテルに、アメリカ大統領の友人一家が殺される。怒りに駆られた大統領が極秘にマフィアの撲滅を命令する。ところがそれは私憤では終わるはずもなく、アメリカとコロンビア、さらに麻薬カルテルを巻き込んだ国際紛争に発展していく。
結論から言えば、大統領と大統領補佐官が画策した陰謀を、ジャック・ライアンが暴いていくという物語。『今そこにある危機』としてコロンビア問題に取り組んだジャックにとって、その『危機』は目の前のホワイトハウスにあったということ。
この映画の魅力は、当然ながらジャックのキャラだと思う。天才的な頭脳で事件を解決していくけれど、どこか抜けているところがある。たとえばトム・クルーズのイーサン・ハントや、ダニエル・クレイグのジェームス・ボンドのような完璧さがない。
誰かに助けてもらわななければ、事件の核心にたどりつけないようなキャラなんだよね。それがいい。シリアスな内容なのに、ふと笑えるし、無駄な緊張が続かない。そして観客にしてみれば、応援せずにはいられない。この気持ちは、阪神タイガースファンの人ならわかるはずwww
かなり久しぶりにジャック・ライアンに会えて、とても楽しかった。『レッド・オクトーバーを追え』でアレック・ボールドウィンが演じたジャックも好きだけれど、やはりハリソン・フォードのほうがお似合いだと思う。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。