異世界の探索を決めた
今日はAmazonが世界を席巻している理由を、メチャクチャもろに感じている。
先週の土曜日にドコモの期限切れのポイントがあったので、それを使うためのネットショップで商品を購入した。すぐに受付メールが来たものの、1週間経ってもまだ商品が届かない。サイトを確認すると、発送準備中のまま。
そこそこ大手のサイトなんだけれど、これではAmazonに負けるはず。2日前に注文したAmazonの商品は、今日の午前中に到着した。ところがその商品は、まだ今日の段階でも出荷準備中になっている。もしかしたら土日は休日で、明日以降の発送処理かもしれない。
日本のECサイトは終わってるね。もし急ぎの商品だったら、とてもじゃないけれど待てない。物流を支配するのは、やはりスピードだろう。特注じゃない既存商品を発送するのに、1週間過ぎてもまだ処理ができないなんて……。Amazonのスピードに慣れているので、マジで理解不能になってしまう。
さて、ようやく長い小説を読み終えた。
『ブラック・ハウス』下巻 スティーブン・キング、ピーター・ストラウブ共著という小説。
アメリカの田舎町で、子供を狙った連続殺人事件が起きた。3人の子供はバラバラにされた遺体で見つかっている。そして身体の一部は食べられた痕もあるという猟奇事件だった。
元LAの刑事だったジャック・ソーヤが、この事件には現実ではない異世界が関わっていることを知る。なぜなら彼は12歳のとき、病気の母を助けるためにその異世界を旅したことがあるから。ここまでが上巻のおおよその内容だった。
下巻では不明だった真実がすべて明かされる。最終的にはジャック、地元の警察署長、そして娘を殺された男たちが異世界に侵入する。そして4人目の犠牲者になる寸前だった少年を助けるという物語。
簡単に書くとそうなるけれど、とにかく奥が深い。異世界にはキングクリムゾンという闇の王がいる。その王はダークタワーというところに幽閉されている。このままでは思うままに世界を支配できないので、ダークタワーを破壊したい。
それゆえ地上から超能力を持つ子供を誘拐して、タワーを破壊しようと企んでいた。誘拐したものの、能力を持たない子供は食べられてしまう。4人目に異世界へ連れ去られたタイラーという少年は、とんでもない超能力を持つ人物だった。タイラーが闇の王に利用されたら、完全にダークタワーが破壊される。そうなると地上は完全な闇の世界になってしまう。
ホラーとファンタジーが融合された作品で、二人の有名な作家が自分の得意な分野を出し切った作品になっている。とにかくめちゃめちゃ怖くて、めちゃめちゃ面白い。そしてラストシーンでは、予想できなかった出来事が待っている
この二人が共演するのは2作目で、前作は『タリスマン』という小説だった。ジャックが12歳のころの物語。だから続編は、大人になったジャックが登場するという構成になっている。
前作はピーターの分野が強くて、ファンタジー色の物語だったらしい。だから今回はスティーブンが得意とするホラーが前面に出ている。だから怖かったんだよね。
だけどこの作品だけでは、物語の異世界を理解することができない。でも一度足を踏み入れてしまったボクとしては、その全貌が気になって仕方ない。ということで、まずは前作の「タリスマン』を読むことにした。
そしてそれが終われば、共著ではないけれど、スティーブンの著作である『ダークタワー』シリーズを読むつもり。だけど全部で7巻もあるらしい。うへぇ〜、これは長い旅になりそう。だけどもう後には引けない。異世界の探索を決意したので、前に進むしかないね!
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。