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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.639

ソ連という共産主義国が崩壊して久しいが、いまだに社会主義時代の名残を感じることが多い。スターリンが社会主義の名のもとに捏造した独裁政権は、大勢の命を食い尽くした。KGBという名の秘密警察が暗躍して、言論の自由を封殺していった。

 

その影は毛沢東が率いる中国まで及び、北朝鮮というねじれた国家を生み出す要因になっている。ソ連は共産主義を捨て、ロシアという名を取り戻した。だが今もプーチンという独裁者を擁して、過去の闇を継承しているように見える。

 

プーチン政権を公に批判することは、暗殺の代名詞になりつつある。ここ数日ネットの記事を賑わせていたのが、ロシア人記者の暗殺事件。死んだはずの記者が実は生きていた、という内容だった。事情がわからないので、詳しい記事を探してみた。

 

「ブタの血を使った」 偽装暗殺のロシア人記者 作戦の詳細語る

 

まるでスパイ映画のような出来事だった。今年の5月29日にウクライナ治安当局は、ジャーナリストであるアルカディ・バブチェンコ氏が自宅で暗殺されたと発表した。バブチェンコ氏は、ロシア当局が政権を批判する人物を暗殺し、ウクライナやシリアで戦争を起こしていると批判していた。それが理由で暗殺された、と誰もが思ったらしい。

 

ところがその暗殺は偽装だった。バブチェンコ氏の暗殺計画をつかんだウクライナ当局が、暗殺を偽装することで実行犯をおびき出すという作戦だった。実際に穴が空いた服まで用意し、ブタの血液で殺害現場を偽装したとのこと。

 

通報を受けてやってきたウクライナの特殊部隊でさえ、それが偽装だと気づかなかったらしい。救急車で病院に搬送される途中で死亡した、という報道だった。それはバブチェンコ氏を安全な場所へ逃亡させるための計画で、実行犯はその後に逮捕されている。

 

安全が確認された段階で、5月31日に暗殺が偽装であることが発表され、バブチェンコ氏が顔を見せて会見している。こんなことが現実にあるなんて、この記事を読んでマジで驚いた。ロシアが関与したかどうか明確にされていないけれど、無関係だとは思えない。

 

この事件は、氷山の一角なんだと思う。事故や自殺、あるいは急病に見せかけた暗殺はいくつもあって、同じくらいの数で九死に一生を得たという事例もあると思う。でもそのほとんどが、闇から闇で処理されているんだろう。

 

今月の12日には、トランプ大統領と金正恩の会談が予定されている。そこに至るまでは政治的な駆け引きだけでなく、実際に血を流した人も大勢いるんだと思う。平気で兄を暗殺するような国だからね。世の中には知られていない驚愕の事実が、数え切れないほどあるにちがいない。そんなことを感じた記事だった。

 

decoration/dcr_emoji_238.gif『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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