ブランド人であるのは必須
いよいよ梅雨だよなぁ。朝のうちはまだ日が差していたけれど、夕方にはすっかり雲におおわれている。雨が降れば、同時に梅雨入りが発表されるだろう。
よりによってしっかり雨が降りそうな明日は、買い物の予定日。横殴りの雨じゃなかったら出かけるつもり。でもなんとなく憂鬱な気分。
さて先日のブログでも書いたけれど、期限付きのドコモポイントを消化するために商品を発注していた。それは10日前の土曜日のこと。すぐに受付メールは到着したものの、その後まったく音沙汰なし。
昨日になってようやく出荷したというメールが届いた。そして今日の午後に到着。今どきネットで注文して10日もかかるなんて前代未聞。特別希少な商品なら理解できるけれど、いわゆる規制品だからね。
とりあえずほっとした。2週間をすぎたら問い合わせしようと思っていたから。それもメールではどうせ返信がないだろうから電話でね。そうなると相手の対応次第では、こちらの怒りが爆発してしまう。とにかく噴火するのを未然に防げてよかった。
本当は会社名を明かしてやりたいくらいだけれど、まぁ放置していいだろう。どうせこんな商売のやり方なら、いずれ淘汰されて自然消滅するだろうからね。ネットやスマホが普通になった現代社会の動きを見誤るような企業は、結果として致命傷を負うことは避けられらない時代になっている。
そしてそれは個人でも同じ。現在のサラリーマンはどのように生きるべきか。そのことを読者に問いかける良書を読んだ。
『トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦 ブランド人になれ!』トム・ピーターズ著という本。
著者は経営コンサルタントで、ビジネス書のベストセラーをいくつも世に送り出している。この本は法人ではなく、個人に向けて書かれたもの。
世の中にはブランド品があふれている。このブログを書いているパソコンのAppleもそうだし、自動車、服飾、時計等、有名なブランド名をあげればキリがない。そんなブランドを、これからは個人も確立する必要がある。そのことがわかりやすく解説された本。
ボクも長いあいだサラリーマンを経験していたが、当時から、そして今も思っていることがある。それは雇われ人にならない、ということ。
ボクはたとえ経営者と雇用関係があっても、「自営業者』という気持ちを持つべきだと考えている。自分が経営者の立場に立って物事を考えないと、言われたことをこなすだけの人生になってしまう。
サラリーマンといえども、個人事業の集合体だという意識を持つべきだと思ってきた。それはこの本の著者に言わせれば、『ブランド人』という表現になるんだと思う。そして今の時代、ブランド人であることは必須になってきている。
単調で誰でもできる仕事は、機械に奪われてしまう。AIの登場によって、経理や総務の事務職もそのうち仕事を失う。だから自分の『売り』、つまり『ブランド』を持たないと生きていけない時代に突入している。
この本がすごいのは、2000年に書かれているということ。日本語で翻訳されたものが2000年だから、実際にはもっと前に世へ出ているかもしれない。そんな時代にこの本が書かれたことに驚きしか感じない。
たしかに今読むと、古臭く感じる部分は多々ある。けれどもエッセンスとして著者が伝えようとしていることは、今の社会を完璧に反映している。雇用形態はどうであれ、雇われ人を脱却して、ブランド人になる時代が来ていると思う。いや、もしかするとすでに手遅れかも、それほど時代は猛スピードで進化しているからね。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。