味方と敵は紙一重だよね
ちょっとショックなことがあった。仕事をするときに必ず聴くApple Musicで、ちょっとした楽しみがある。
個人のアクセス欄にヘビロテのコーナーがある。新しいアルバムを見つけて数回聴き込むと、そのアルバムはヘビロテ欄に表示される。おおよそ20件くらい並べることができる。
そのヘビロテ欄を常に最新ヴァージョンで保ち、順に聴いていくのを楽しんでいる。聞き込んだアルバムはヘビロテから外れるようにして、新しいアルバムをヘビロテに並ぶようにする。最近は新譜が増えたので、今日も楽しみにしてアプリを開いた。
ところがデータがぶっ飛んでしまったようで、1ヶ月ほど前のヘビロテが表示されている。昨日あたりにベストなラインナップにできたから、地味にショックだった。ちょっぴりへこんで仕事をしながらも、再び復活させるために消えたアルバムを検索で呼び出している。
すごろく遊びで「スタートへ戻る」になった気分。ちょっと時間はかかるだろうけれど、今月中に復活させてやるぞ。まぁこんなことでも、人間は夢中になれるということだろう。壁や障害が目の前に出現したら、どうして乗り越えるかを考えるほうが楽しいからね。
ヘビロテの復活を意識しながら、今日からようやく新作小説の推敲に入った。楽しい作業なので気分は快適。目が疲れるので長時間は無理だけれど、今日だけで3分の1ほどは消化できた。順調に行けば、今月中に4回は推敲作業ができそうに思う。
さて、またまた古い映画を観た。ヒッチコック監督の作品なんだけれど、ラブコメディのような作品でめちゃ楽しかった!
『泥棒成金』(原題:To Catch a Thief)という1955年のアメリカ映画。写真のケーリー・グラント、そしてグレース・ケリーが主演している。
とてもシンプルな物語。ケーリー演じるジョンは、元は泥棒の大金持ち。だけどすっかり足を洗って、フランスで平穏な生活を送っていた。ところが過去の自分と同じ手口で、大金持ちが宝石を奪われるという事件が続発する。
フランス警察はジョンを犯人とみなして追いかける。そこでジョンは模倣犯を探すために行動する。その過程で大金持ちのフランセスと知り合い、彼女もその事件に巻き込まれて行く。
真犯人はジョンが最も信頼していた人物とその娘だった。警察に疑われたときに最初に助けてくれた人物が、実は模倣犯だったというストーリー。よくあるパターンで、この逆も多いよね。敵だと思っていた人が、実は最大の味方だったという物語。
つまり味方と敵は紙一重、ということだろうね。
ヒッチコックにしてはシリアスなシーンが少なかったけれど、コメディタッチで面白い作品だった。バスの乗客としてカメオ出演しているヒッチコックも発見することができたしねw
それにしてもグレース・ケリーという女優さんは、噂どおりに綺麗な人だったなぁ。王妃になったのはわかる。美人なだけでなくチャーミングなんだよね。この映画の後日談を読んでいると、とても興味深いことが書いてあった。
この写真のようにグレースが運転するシーンがいくつある。実は王妃となったグレースは自動車事故で亡くなっている。この映画は結婚1年前の作品なんだけれど、未来の事故現場近くを走っているシーンがあるらしい。そう思うと、ちょっぴり切なくなった。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
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