記憶は誰のもの?
今日の午前中に髪を切りに行ったけれど、めちゃ緊張した。昨晩から今朝にかけて何度か余震があったので、散髪中に大きな余震がないかドキドキしたから、
地震も怖いけれど、カミソリだって怖い。喉元のカミソリを当てられているとき、余震で驚いた店員さんにザックリとやられたらたまらんからね。
それに半分髪をカットした段階で、余震なので逃げてくださいと言われても困る。とにかく無事に終わるよう、必死で祈ってたwww
幸い何事もなく散髪は終了。神戸のほうでは身体に感じる余震は減った。このまま終息すればいいんだけれどなぁ。でも東北も熊本も48時間後に本震が来ているそうなので、ここ2〜3日は要注意だよね。とりあえずいつ揺れてもいいように、風呂とトイレは短い時間で済まそうと決めているw
さて、めちゃめちゃ面白い映画を観た。設定に少し無理はあるけれど、映画としてはかなり楽しめる作品だと思う。
『クリミナル 2人の記憶を持つ男』という2016年のアメリカ・イギリス合作映画。日本での公開は2017年なので、比較的新しい作品になる。
ライアン・レイノルズ演じるビルはCIAの工作員。アメリカの全兵器をハッキングして自由に操作できるソフトを開発した人間がいる。ダッチマンと呼ばれるその男と交渉して、多額の現金と引き換えにアメリカ政府へそのソフトを渡すことが決まっていた。
ところがダッチマンが元々所属していた犯罪組織が、そのソフトを奪い返そうとしている。巻き込まれたビルはその組織に殺されてしまう。ところがソフトを持っているダッチマンの居場所を知っているのはビルしかいない。
そこでゲイリー・オールドマン演じる上司のクウェイカーは、まだ実験途中である「記憶の移植」を命じる。開発した科学者はトミー・リー・ジョーンズ演じるフランクス医師。
その医師が指名した移植の適合者は、サイコパスの猟奇犯罪者であるジェリコだった。強制不能とされている凶悪犯で、感情を持たないので人を殺すことをなんとも思わない。そのジェリコが手術を受けてビルの記憶を移植される。このジェリコをケヴィン・コスナーが演じている。
ビルの記憶を移植されたジェリコは、ダッチマンの居場を思い出して、世界を破滅させるソフトを無事に回収できるのか? というスパイアクションの物語。少しエグいシーンはあったけれど、かなり面白かった。
二人の人間の記憶が混濁して、葛藤するジェリコをケヴィン・コスナーが完璧に演じていた。少しずつ人格が変わっていくところは、かなり見ものだと思う。統合された多重人格という雰囲気かな。
他の出演者も名優ぞろいなので、映画がキリリとしまっている。まだ新しい映画なので、ネタバレはやめておこう。『フェイスオフ』と『ボーン・アイデンティティー』と足したような映画だと想像してもらえばいいかも。
この映画で感じたのは、記憶は誰のもの? ということ。もし本当に記憶を移植できるとしたら、肉体や顔がちがっても、その記憶を有している人間なのだろうか? それてもその人は単なるコピーでしかないのだろうか? そのあたりを考えさせられた。
もうひとつ言いたいのは、ビルの妻役を演じたガル・ガドットという女優さんがめちゃ綺麗だということ。スクリーンに登場したとたん、視線を奪われてしまった。調べてみるとイスラエルの人で、2004年のミス・イスラエルとのこと。そりゃ美人なはずやわ〜!
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