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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.657

歴史を通じて繰り返されたきたこと。それは変化を促進する勢力と、それを阻止しようする勢力の戦い。今でこそ内戦のような血を血で洗う争いは減少しているが、経済界や政界を巻き込んだ争いは常に勃発している。

 

その争いはネットや仮想通貨にまつわるものが多く、ヨーロッパでとんでもない法案が通過しようとしている。

 

ハイパーリンクを貼るだけで著作権料がかかる通称「リンク税」がEUで導入されようとしている

 

EUの著作権を審議する委員会が、「リンク税」なるものの導入を可決した。7月に開催されるEUの会議で正式に可決される見込みらしい。これはネットでリンクを貼ることに著作権を認めようとするもの。

 

例えばある新聞社が配信したニュースを、キュレーションサイトがリンク付きで記事にしたとする。そうなるとそのキュレーションサイトは、新聞社に対して著作権料を払わなくてはいけない。

 

これはアカンやろう。ネットの最大の魅力はリンクが貼れること。これによって記事が拡散され、大勢の人に情報が伝わる。今やそうした拡散によるネット広告の収益は無視できないほど拡大を続けている。

 

だけどこんな法律が施行されると、中小のキュレーションサイトは淘汰されてしまう。最終的にはFacebookやGoogle等の、著作権料を払える企業しか生き残れなくなってしまう。

 

この法律の詳しい内諭は不明なので、個人のブログ等に適用されるかどうかわからない。もし個人にも適用されるなら、ボクもこうして記事のリンクを貼ることで著作権料を請求されるかもしれない。

 

こんな法律を通せば、一気にネット社会が縮小していくと思う。広告やプロモーションの戦略にも影響が出るだろう。今回の法律では、ネットでのコンテンツが著作権を侵害していないかをチェックするシステムも義務化される。

 

YouTubeでも同様のシステムを採用しているけれど、著作権侵害の申し立てがあった段階でチェックするらしい。だけどこのEUのシステムは、通告なしでチェックする。

 

著作権を守ることは大切だと思う。だけどこれはやり過ぎな気がする。ちょっとしたパロディでさえ、チェックされるかもしれない。表現の自由という部分で、クリエイターは大きな制約を受けると思う。

 

既得権益者の伝家の宝刀は『規制』だろう。規制を強化することで、自らの利益を守ろうとする。ある程度の規制はバランスを維持するために必要だけれど、この「リンク税」はネットのシステムそのものを否定するものだと思う。なんとか成立を思いとどまって欲しいなぁ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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