夢のトイレって、変だよね
朝の早いうちは雲が多かったけれど、お昼前から見事な晴天。気温がかなり上がっているので、登り坂を歩くのは結構辛かった。でも家で窓を開け放していると、本当に気持ちがいい。まだ梅雨前線が南にいるからだよね。
このまま梅雨前線が南にいてくれたら、気温が30度を超えても過ごしやすいのになぁ。もう1ヶ月もしないうちに、北上して消えてしまうんだろう。そうなればムシムシとした本格的な夏がやってくる。猛暑でないことを祈るしかない。
大阪での大きな地震から明日で1週間。ここのところ余震は少なかったけれど、昨晩の午後11時ころにちょっと大きな地震が来た。神戸は震度2程度だったけれど、場所が場所なのでちょっとビビった。
というのはもう寝ようと思って、トイレに入っていたから。自宅のトイレは小用でも便器に座っている。これは男性としてのエチケットだと思う。すわって放出した直後に揺れたものだから、引っ込みがつかなくて焦った。
このまま続けていいのか、なんとか放出を停止してトイレを出るべきなのか? 一瞬のあいだにかなり葛藤した。幸いにもすぐに揺れがおさまったので、トイレを先に済ませることにした。でも大きな地震ならシャレにならないよね。
さてそのトイレについて思うことがある。
明け方にトイレに行きたくなると、自然とトイレの夢を見ることが多い。夢の中でトイレに行こうとする。もちろん夢なので、シチュエーションは様々。むしろ自宅のトイレに行くことのほうが少ない。
そのときに登場するトイレって、変じゃない? 普通のトイレとまったくちがう。妻にも確認したけれど、やはり夢の中のトイレは変らしい。
今朝見た夢のトイレは、廊下に扉が2つあった。どちらがトイレなのか、当てないと入れないというクイズ付き。無事にトイレの扉を開けたけれど、今度は照明がつかない。いくらスイッチを触っても真っ暗。便器がどこにあるかわからない。
過去にはもっと不思議なトイレがあった。押入れの中にあるトイレで、ダンボールが置いてある。その箱の中で用を足さなくてはいけない。たまにそれがバケツになっていることもある。
さらに強烈なのは、不潔なトイレ。ハッキリ表現するとまずいので書かないけれど、要するに嘔吐しそうになるほど汚れているトイレ。便器に到達できるまで、相当な困難を強いられる。一歩でもステップをふみ損ねると、地獄が待っているというトイレwww
面白いのはどれだけ変なトイレでも、普通の夢だと不思議に思わないこと。これは夢が持っている独特な性質だろう。夢の世界では、どのようなシチュエーションでも受け入れてしまう。現実世界ではあり得ないようなことを、疑問に思うことがない。故人であっても平気で話したりしている。
ところが明晰夢になるとそうはいかない。変なトイレに接しているとき、夢だと気がつくと大笑いしてしまう。おいおい、ここにするのは無理やろう、と一人でツッコんでしまう。そのときは自分がトイレに行きたいということなので、あえて無理に目を覚ます。そして現実世界のトイレに行く。
ただ不潔なトイレを明晰夢で見たときは放置しない。夢だと気がついたら、すぐに掃除を始める。理由はわからないけれど、自分の精神にとって必要だと思うから。きっと掃除をすることで、何かを浄化しているんだと思う。
ホースを持ち出して、水道の栓を全開にする。勢いよく飛び出す綺麗な水で、汚物のすべてを洗い流す。これはやってみるとわかるけれど、言葉にできない壮快感がある。夢だから偽物の汚物だと思えるしね。もし明晰夢を見ていてそんなトイレに出会ったら、徹底的に掃除をするべき。きっと目に見えない好影響があると思うよ。
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