SOLA TODAY Vol.673
現代社会において新アプリがバズる要因は、『簡単』であることだと思う。
新しいアプリが出ても、使い方が複雑だったりアクセスに手間がかかると、それだけで気力が萎えてしまう。仮想通貨のようなものはセキリュティが重要だから、2段階認証等は仕方ない。でも楽しむためだけのアプリの場合、どれだけ手間を省けるかが勝利のポイントになるだろう。
そのことを証明する結果が出てきている。
米国内のApple Musicの有料会員数、ついにSpotifyを抜く
定額聴き放題の音楽ストリーミング業界で、当初はシェアを独占していたSpotify。だけどApple Musicが対抗馬として登場してから、ジワジワと業界の地図を塗り替えている。
そしてついにアメリカでは、有料会員数においてApple MusicがSpotifyを抜いたらしい。世界的にはまだ負けているけれど、今後はApple Musicが各地でシェアを伸ばしていくだろうと見込まれている。日本もそうなるかもしれない。
両者で聴ける音楽の数は、それほど大差ないらしい。月額料金もほぼ同じ。つまり勝負の鍵は、どれだけ楽に利用できるかということ。そうなるとApple Musicは強い。なぜならiPhoneという端末を持っている人は、いつでも利用できるから。
iPhone利用者がSpotifyを利用するためには、アプリをインストールする必要がある。当たり前のことなんだけれど、それだけでも手間だと感じる時代になった。Apple Musicなら、iPhoneのホーム画面の右端にある音符マークをタップすれば、すぐに使うことができる。この差は大きい。
ボクは最初からApple Musicを利用している。iPhoneを使っているのが、やはり大きな理由になっている。ボクの場合は年間契約をしているので、さらに割引率が高い。最近のApple Musicは動画にも力を入れているので、コンテンツ内容も充実してきた。
両者の勝負はこれからも続くだろうけれど、ひとつだけ確実なことがある。
それは、音楽コンテンツの主流は、完全にストリーミングへ移行したということ。もはやCDは過去の遺物でしかない。音楽はアルバム単位というよりは、曲単位で聴かれるようになっている。
だから最近の音楽シーンにおいて、ランキングの上位を占めている曲の多くはコラボ曲になっている。注目されているアーティストが共演することで、どちらのファンにもアピールできるからだろう。
ボクの日常生活において、Apple Musicは必須アイテムになっている。最低でも1日5時間はApple Musicで音楽を聴いている。だから先日のようにWi-Fiが故障すると、ちょっとしたパニックになってしまう。
音楽ストリーミングの利用者は増える一方だから、両者のシェア争いは今後も続いていくんだろうね。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
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