SOLA TODAY Vol.676
何かを客観的に見ようとするならば、その対象の外に出なければいけない。その内部にいる限り主観を通してしか知覚できないから。
ただどちらが真実なのかはわからない。主観でしか見えないものもあるだろうし、客観視しないと感受できないものもあるだろう。
大切なのは、どちらの視点も失わないことだと思う。日本という国について、外から見た視点がとても面白かった。
こんなだったけ?5年ぶりにフランスから日本に帰って驚いたこと7つ
記事から想像すると、著者は日本人だけれどフランスで暮らしているらしい。5年ぶりに日本へ帰国して、驚いたことを7つにまとめた記事。ずっと日本で暮らす日本人として自覚していることもあるけれど、なかなか興味深い驚きだった。とりあえず列挙してみよう。
1:外国人がやたら増えた
2:道路がカラフルになっててビックリ
3:買って買ってアピールがスゴイ!
4:ゴミがやたら出る…のに、捨てられない
5:暖房器具の効率が悪い
6:必要以上の案内&説明アナウンス
7:日本食は思ったよりもヘルシーじゃない?
現代社会の5年というのは、ボクが子供のころと比べたら変化のスピードが格段に早いだろう。この記事の著者の驚きは、そのスピード感を反映しているだろうと思う。
各項目の具体的な内容は、リンク先の記事を読んでもらえば意図がわかると思う。外国人が多いというのは、日本に住んでいても自覚している。だけどそれ以外の項目は、言われてみればそうかなと思うけれど、もうひとつ実感がない。
そう感じるのは、日本での生活にどっぷりハマっているからだろうね。ゴミが出るというのは、過剰包装のこと。これもたしかに問題になっているけれど、慣れてくると感覚が麻痺してしまう。暖房器具の効率が悪いのは住宅事情もあるので、外国で暮らさないと理解できないよね。
日本食=ヘルシーという発想なんか、もともと日本人には存在しないように思う。日本食という概念が広すぎて、ひとくくりにできない。ただ空腹を満たすだけの日本食なんて、いくらでもあるはず。
でもこういう記事を読むと、なるほど外国に暮らしていると日本がこんな風に見えるんだ、と知ることができる。最初に客観と主観について書いたけれど、このブログを書いているうちに考えが変わってきた。
見ている場所がちがうだけで、内も外もないような気がしてきた。結局は自分の視点を通じた主観的なフィルターをかけなければ、世界を知覚できないということだろう。
客観というものは、他人の主観なのかもしれない。だけど自分の世界を広げようとするならば、他人の主観を理解することが必要になる。そしてその枠を拡散していくことが、人生を豊かに面白くする極意だと感じた。ちょっと大げさかなwww
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
コメント (0件)
現在、この記事へのトラックバックは受け付けていません。
コメントする