ハードボイルドのバイブル
なんと岐阜県の多治見で、今日の最高気温が40度を超えたらしい。殺人的な暑さという言葉が、比喩ではなくなっている。
おそらく神戸も35度を超えているはず。午前中に買い物に行って帰ってきただけで、マジでやばいと思う暑さだった。
どうしても暑さにやられてボ〜っとしてしまうので、外出ついでに用事を済まそうと思っても、何かを忘れていたりする。気をつけないとね。
午後から仕事をしていたけれど、途中で切り上げて仮眠を取った。汗は止まらないし、頭は働かないし、なんだかボロボロ。カッコ悪いことこのうえない。
こんな酷暑のとき、サム・スペードならどんな過ごし方をしていただろう? きっと暑くて汗まみれでも、めちゃカッコいいんだろうな。
サム・スペードって誰よ? と思った人ごめん。実在の人間じゃない。
小説と映画の主人公で、その作品はハードボイルとのバイブルと呼ばれている。昨日、その小説を読了した。
『マルタの鷹』ダシール・ハメット著という本。1930年に出版された作品なので、かなり古い。だけど今読んでも違和感がないほど、よくできた作品だと思う。
ボクがこの作品に出会ったのは映画だった。ハンフリー・ボガードが、主人公の探偵であるサム・スペードを演じていた。このサムが、とにかくカッコいい。
先に映画を観てしまったので、小説を読んでもハンフリー・ボガードの顔しか浮かばない。だけど作品のイメージどおりの演技なので、ハンフリー・ボガードの顔でいいと思うよ。
『マルタの鷹』というのは十字軍の騎士団がスペイン国王に贈るつもりだったもの。宝石が散りばめられていて、その価値を貨幣で表すのが困難なほど高価な鷹の置物。この『マルタの鷹』をめぐる争いに、探偵のサム・スペードが巻き込まれる。
有名な物語なので、これ以上の説明は必要ないかも。もしまったく知らない人がいたら、映画でも小説でもいいから、この物語を体験して欲しい。とにかくスカッとする。
普通の映画なら、この事件を持ちかけたオショーネシーという女とサムが結ばれて終わるだろう。最悪でも彼女を逃してやろうとするはず。
ところがサムはちがう。最後の最後で彼女を警察に突き出してしまうんだからね。女の色香なんかに惑わされない。いい意味で言えば合理的精神の持ち主だけれど、悪く言えば自分勝手な男。そこがまたいいんだよね。
1930年ころだったら、エアコンなんてない。だから夏は暑かっただろう。それでもサム・スペードは涼しい顔で、事件を解決しているような気がする。フィクションだからそれでいいけれど、現実世界では無理だろうなぁ。だって異常な暑さだもんね。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
関大卒さん、コメントありがとうございます
夢というのはそんなものです。
現在と過去、子供のころの友人、亡くなった人等が混ざり合うのが夢です。
自分の記憶や想像が作り出している世界ですから、パラレルワールドなんて関係ありません。
そんな曖昧な世界を楽しむ心の余裕がないと、夢が伝えているメッセージを受け取ることはできないと思います。
何かにつけて、心配し過ぎだと感じます。
高羽そら先生こんにちは!
暑いですね(;^ω^)
ちょっとまた相談に乗って欲しいんですけど今日明晰夢?らしきものに成功しました。
なぜか明晰夢の中で自分が原宿にいると分かっていてそしてこの通りを歩いていくと青山学院大学があるとなぜか明晰夢で見た場所を知っていたんです。
これってどうゆう現象だと思いますか?僕は原宿に行ったことあるので明らかに街並みが違っていたし、原宿に青山学院大学などなかったはずです。
いわゆるパラレルワールド的な明晰夢だったんだと思いますか?
そら先生は現実と明晰夢の記憶が混ざって混乱することとかありませんか?ちょっと心配です。
どうかアドバイスお願いしますm(__)m