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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.683

他人が握ったおにぎりを食べられる?

 

このテーマを扱った記事がある。なんでもないように思えるけれど、現代の世相を反映した内容だと感じた。

 

他人の握ったおにぎり「食べられる」or「食べられない」!?

 

さてあなたはどうだろう?

 

ボクの場合、子供のころと今では意見がちがう。今なら基本的に無理。妻はラップを使っておにぎりを作る。だけどもし素手で握ったとしても、妻が作ってくれたものならまったく気にせず喜んで食べる。おにぎりが大好きだから。

 

でも他人が握ったおにぎりなら、ラップを使って作ったものでも、なんとなく手が止まってしまう。コンビニのおにぎりのように、工場で作ったものならそれほど抵抗がない。

 

基本的に同じようなアンケート結果が出ている。子供に尋ねると、母親が握ったおにぎりなら90%近くの人が食べると答えている。100%でも不思議じゃないから、逆に言えば食べられないという10%のほうが気になるよねwww

 

同じ問いでも、他人が握ったものなら半分ほどに減ってしまう。そしてコンビニのおにぎりだと気にしないという子供が増える。おおむねこんな傾向であることはまちがいないだろう。

 

少し時代をさかのぼって、ボクの子供のときを思い出してみた。記憶の範囲では、今の感覚とちがう。おにぎりはおにぎりであって、誰が握っても平気で食べていたように思う。当時はラップで握る人のほうが珍しく、熱い、と言いながら素手で握るのが普通だった。衛生面に関しては、いまほど神経質じゃなかったように思う。

 

そんなボクでも現代になれば、他人が素手で握ったおにぎりを食べるのに躊躇してしまう。それは衛生面の意識が向上した結果かもしれない。そしてそんな大人に育てられた子供は、必然的にそうなっていくだろう。

 

だけどこの記事は、もう少し深く掘り下げている。

 

衛生的な面で意識が変わったことで、このようなアンケート結果が出ているのは事実。でもその背景には、他人との距離感が影響しているのでは? という考察がなされている。

 

ネット社会になったことで、コミュニティが重視されるようになった。なんらかのコミュニティに所属していないと、社会的な不安を抱えてしまう。それが歪んでくると、SNSでのイジメのようなことが起きる。

 

現代人は他人との距離感をどのように維持するかということに、異常なほど神経を使っているのかもしれない。コミュニティに所属はしていたい。だけどプライベートに踏み込んで欲しくない。そんな思いがこのアンケート結果に出ているのでは、と述べられている。

 

なんとなくわかるような気がする。仲がよい友人がいても、その人が握ったおにぎりを食べらられるかどうかで、相手との距離感がわかるかもしれない。家族というのは、そういう意味でもっとも距離感が密着している存在なのだろう。

 

職場の上司や部下を思い浮かべて、その人が握ったおにぎりを食べられるかどうかを想像したら面白そう。極端な潔癖症でない人ならば、人間関係の本質が見えるかもよ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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